コーヒーは朝だけじゃない! 一日中とことん楽しむアレンジレシピ11選
淹れ方のコツをつかめたら、次はアレンジに挑戦。フリーバーテンダーの大渕修一さんにコーヒーのアレンジレシピを教わった。日中は果物やスパイス、夜はスピリッツを加え、 時間帯に合わせたコーヒーメニューを満喫しよう。
「日本ではさまざまなコーヒーが親しまれていますが、アレンジの幅を広げれば、もっとコーヒーライフを楽しめると思います」
そう語るのは、コーヒーカクテルの大会で2度の優勝に輝いた大渕修一さん。世界では近年「エスプレッソマティーニ」の人気が上昇し、バーテンダーの間でも注目の的。コーヒーのおいしさを引き立ててくれるカクテルだという。
今回はそのエスプレッソマティーニをはじめ、テレワーク中や休日に試したいアレンジレシピを教えてもらった。ベースとなるのは、コールドブリューコーヒー、ドリップコーヒー、プレス式コーヒー。朝は、起き抜けの身体にうれしい爽やかで甘やかなフレーバー。昼は、スパイスやハーブ、炭酸を使ってリフレッシュ。夜は、ちょっとした道具とコツで、初心者でもつくれるカクテルを。どれも簡単なので、バーテンダー気分で挑戦したい。
<朝のコーヒーアレンジレシピ>
目覚めの一杯にお薦めなのが、フルーツを使ったアレンジ。柑橘を使えばすっきりとした飲み口に、バナナやリンゴを使えば、ほどよい甘さになって飲みやすい。
フルーツコーヒーパンチスタイル
◎材料
コールドブリューコーヒー……300ml(コーヒー粉50ℊに対し、水300mlの割合)
グレープフルーツ……1個
キウイフルーツ……1個
ミント……適量
【つくり方】
①専用ジャグに水とコーヒー粉を入れ約12時間置きコールドブリューコーヒーをつくる。お茶パックにコーヒー粉を入れ水出しも可。
②ピッチャーにスライスしたフルーツと氷、ミントを入れ、①のコールドブリューコーヒーを注ぐ。
水出しコーヒーと相性がいいのが、レモンやオレンジといった柑橘系の他、ベリー系の果物。爽やかな香りと瑞々しさがデトックスウォーターさながらの飲み心地。フルーツそのものを凍らせれば氷いらずな上、味が薄まらない。休日の朝は、ジンを加えてカクテルとして楽しんでもいい。
バナナソイコーヒー
◎材料
エアロプレスコーヒー……70ml(浅煎りのコーヒー粉20gに対し、湯70mlの割合)
バナナ……1本
豆乳……45ml
蜂蜜……10ml
コーヒー豆……6粒
【つくり方】
①エアロプレスでコーヒーを抽出する。
②飾り用にバナナを数枚スライスし、残りと豆乳、蜂蜜、コーヒー豆、①のコーヒーと氷3個(分量外)をミキサーにかける。
③カップに②を注ぎ、スライスしたバナナを飾り、好みでコーヒー粉(分量外)をふる。
よく熟れたバナナを使えば、まろやかで甘いスイーツのような味わいになる。ベースとなるコーヒーを濃いめに抽出し、さらに豆ごとコーヒーをミキサーにかけることで、ほろ苦い後味が広がって、大人にうれしい一杯に仕上がる。豆乳の他、牛乳、アーモンドミルク、オーツミルクを使ってもOK。
ホットバタード アップルコーヒー
◎材料
フレンチプレスコーヒー……60ml(深煎りのコーヒー粉10gに対し、湯100mlの割合)
リンゴジュース(果汁100%)……60ml
メイプルシロップ……15g
有塩バター……2g
【つくり方】
①フレンチプレスで、コーヒーを抽出する。
②グラスにリンゴジュース、メイプルシロップを入れ、バターを浮かべる。好みで、スライスしたリンゴとシナモン(ともに分量外)を添える。
コーヒーを湯に浸して抽出する、ティーポット形のフレンチプレスで淹れたコーヒーを使う。果汁100%のリンゴジュースとメイプルシロップを加えてバターを浮かべれば、フルーティでありながらコクのある、しっかりとした味わいに。甘みと塩気、苦みが絶妙にマッチする。トーストとの相性も抜群。