古着の貫禄に肩を並べる、ポストオーバーオールズのセルフ復刻シリーズこそいまの気分!
ニューノーマルの生活様式が広がるにつれ、ファッションの消費行動も大きく変わってきている。流行や話題は後回しにして、本当に必要で長く愛用できるものを吟味して買う発想への転換。こうしたパーソナルな買い物には、信頼できるブランド選びも大切なポイントになる。軸をぶらさずに良質なモノづくりを行うブランドこそ、いまもっとも必要とされる存在だろう。
ここに掲載するポストオーバーオールズも、30年近く一貫したスタイルを続ける地に足のついたブランドだ。デザイナーの大淵毅がニューヨークで設立し、2019年にアトリエを日本に移すまでアメリカをベースに活動してきた。同年に東京に設けた初の直営店は、最寄り駅が京王線で新宿から9駅の八幡山というローカルさ。アトリエを併設する場所であり、こうしたマイペースなやり方が同ブランドのスタンスをよく物語っている。
歴史的なミリタリーウエアやワークウエアに習った作風の彼らがこの2021年春夏に展開するのが、設立当初のオリジナルデザインで復刻させたシリーズだ。1940年代以前のビンテージと見間違うほど完成度の高いアイテムを定番的につくってきたポストオーバーオールズだが、単なる歴史の再現でなく、そのときどきのファッション傾向に合うアレンジを施してきた。いまの主流であるゆったりとした形には、以前のバランスがちょうどいい。その考えでセルフ復刻したのが今回のアイテム群だ。
展開アイテムは、エンジニアジャケット(カバーオール)とアーミーシャツの2型。ともにインディゴ染めの生地で、ストライプ(ヘリンボーンツイル)と無地(デニム)を用意している。さらにこれらのトップスと相性がいいビッグシルエットのイージーパンツも新たにラインナップに加え、3ピースのセットアップコーデを提案。サイズはすべてS〜XLの4サイズだ。
全3型は時代の歯車にがっちりと噛み合いつつ、永遠のスタンダードとしての価値も兼ね備えている。オフィスワークが減り仕事着が自由になり、好きな服を着て毎日を過ごせるいまこそ手に入れたいアイテムだ。
問い合わせ先/ポストオーバーオールズ
TEL:03-5942-1545
https://postoveralls.com