涼しいアンダーウエアならトランクス。 シルク素材で格上...
vol.87

涼しいアンダーウエアならトランクス。 シルク素材で格上げして、家生活を心楽しく!

構成、文:高橋一史 写真:加藤佳男 | 

シルク専門ブランドのトランクスとTシャツ。日常使いしやすく仕立てられている。トランクスともに ¥10,780(税込)、Tシャツ ¥16,280(税込)/すべてルクシー(同興商事 E-MAIL:info@looksea.jp)

4月から長く続いた外出自粛の生活がもたらしたものは、心を重くするネガティブな結果ばかりではなかった。私的に良かったのは仕事場を兼ねた部屋が片付き、自粛前よりワークフローがスムーズになったことだ。もっともビフォーが “かなりヒドい” で、アフターが “まぁまぁヒドい” 程度の変化なのだが。そしてもうひとつ、室内で着る服の大切さにも気づいた。他人に見せるものでもないから、身体が感じる快適さ、ストレスのなさが選ぶポイントになる。ちょっと奮発して最高の室内着を一着手に入れるのもいい、そんな思いが沸々と湧いた。きっと皆さんも似た気持ちではと思う。

そこで今回の「着る/知る」は、下着のトランクスに着目。素材がシルクの贅沢なものである。男の下着の主流はフィットするボクサータイプだが、ムレる夏には快適とは言い難い。風を通すトランクスの涼しさは愛用者ならご存知の通り。ただし世のトランクスの大半はコットン製だ。汗の吸収や乾きの良さは問題ないが、伸び縮みせず不快なときもある。しなやかでストレッチ製のあるシルクなら問題は解決する。かつて医療の現場で縫合糸として使われたほど人体と相性のいいシルクは、肌ストレスも極めて少ない。さらに見た目の上質さもコットンに勝る。短パンとして部屋着にしたいほど日常使いに最適なのだ。

ルクシーのトランクスの紙パッケージ。人に贈っても喜ばれる爽やかなデザインだ。

まず最初に紹介するのは、シルクに特化したルームウェアブランド「ルクシー(Look Sea)」の定番トランクス。記事上段写真の2着は共に素材比率がコットン70%、シルク30%と実はコットンの割合が多いが、肌に当たる裏側にシルクが出るように工夫された生地だ。表側のコットンも光沢があり高級感は申し分ない。前開きにボタンがつき、スポーツショーツに似た表情なのも男っぽくていい。色も新しく写真のグレーやベージュが加わり、アースカラー流行りのファッショントレンドに即したコーディネートができるようになった。ルクシーを運営する同興商事は、シルクの素材開発から製品化まで手掛ける同素材のプロフェッショナル。水洗いできて長く穿けるクオリティの高さは折り紙つきだ。

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