写真:宇田川 淳
Vol.51 人気高まる「オーラリー」の最新ジャケットとシャツで、爽やかに春を先取り!
ファッションのプロから人気に火が着き、幅広い世代にファン層が広がった「オーラリー」。「ベーシックもモードも古着も好き」、という現代人の嗜好にぴったりな、日常のワードローブです。どのアイテムも悪目立ちしない、趣味のいい洒落た服ばかりです。
同ブランドはこの2019年に、さらなる発展を目指して歩みを進めます。2018年10月にデザイナーの岩井良太さんが、東京都が主催する第2回「FASHION PRIZE OF TOKYO」を受賞しました。都の支援を受け、フランス・パリでコレクション発表することが決定。今年、モードの晴れ舞台に挑みます。
そのオーラリーの19年春夏コレクションから、新しいエレガンスを感じるジャケットとシャツをご紹介しましょう。彼らが服づくりの工程で最も大切にしている、素材(生地)の上質さが際立つ3着です。まず最初にお届けするのは、ブラウンのジャケット(上写真)。パジャマとテーラードをミックスさせたようなハイブリッドデザインです。
素材は贅沢な、シルク100パーセント。ジョーゼット織りの生地は強いハリ感があり、着るとふわりと丸みを帯びて身体を覆います。通気性がよく蒸れず、肌にベタつかないのは、シルクならでは。着てみるとワークウエアのカバーオールにも見え、多様なイメージが交差します。上写真奥のショートパンツなどと組んで、夏のライトなドレスアップにも活躍しそうです。