写真:宇田川 淳
Vol.45 タフなワーク系ダウン、カナダ発「ムースナックルズ」を、人気百貨店がこぞって強力プッシュしてます!
この秋冬に、再び注目が集まっているアウターが、ダウンジャケットです。もともと定番アイテムですが、しばらくファッションの最前線からは遠ざかっていました。人気が再燃した理由として、ビッグな服が流行し、ダウン特有のボリューム感と合致することが考えられます。「機能性ウエア」と呼ばれる、快適に過ごせる服のトレンドが続いていることも、ダウンジャケットの人気を支える一因でしょう。
こうした気風が広がる日本に、ダウンウエアを主力アイテムとして2007年にスタートしたカナダのブランドが初上陸します。その名も「ムースナックルズ」。寒さが厳しいお国柄らしい、実用性が突き詰められた本格派です。ワークやミリタリーのテイストが濃厚なのが、カナダ流のセンス。さらに、ユーモラスなグラフィックを多用して若いモード感覚をミックスしている点も、他ブランドに差をつける個性です。
このたび10月から11月にかけ、伊勢丹新宿店メンズ館、阪急メンズ(大阪・東京)といった百貨店などで続々とポップアップイベントが開催されます。ハイセンスな店がこぞって期待を寄せるブランドなのです。スケジュールの詳細は記事の最後にて。
まず最初に紹介するアウターは、上写真のクールな黒ブルゾン。撥水加工されたコットン・ナイロン素材の表地と、ポケットのリベットや補強パーツが、タフなワークウエアのルーツを物語ります。ダックダウン入りのダウンウエアで、暖かさは見た目以上です。取り外しできるフードのファー素材は、フォックス。雪が吹き荒れている時、このファーが雪の顔への侵入を防ぎます。
左袖につけられた飾りは、このブランドに共通するアイコン。MOOSE(ヘラジカ)の足跡と、KNUCKLES(こぶし)のメタル感とをかけ合わせたデザインのロゴマークです。