ハリのある「タイプライタークロス」生地のシャツは、一見するとごくノーマル。しかし、二重になったフロントをちらっとめくると、エプロンポケットが出現! 裾の周囲にぐるっとつけられた計5個の隠しポケットに財布やスマホを入れれば、手ぶらで外出できます。布の重なる部分の裾にはスリット(切り込み)があり、隠しポケットに手をいれやすく工夫されています。
さらにこのシャツは、袖にカフスがないのも特徴です。自由にまくって着られて、フロント全開でジャケットとして羽織るのもOK。一着でさまざまなシチュエーションに対応する、着る人に優しい服です。
シャツ¥29,160(税込)、ジャーマントレーナーのスニーカー¥32,400(税込)/ともにアトリエ ベトン(スタジオ ファブワークTEL:03-6438-9575)
今季のトレンドである、もこもこしたボア生地のアイテムも、アトリエ ベトンは一味違います。プルオーバーとパンツは共生地で、コットンで織られた珍しいボアです。分厚く吸収性もよく、快適に着られます。各パーツをつなぐ縫い目をフラットな縫製仕様にして、着心地のよさがさらに高められました。
ゆったりとした形がイマドキなプルオーバーは、袖先が長くなっています。普段はまくり、寒い時に手を覆えます。両サイドのポケットに手を入れ、ドローコードで裾を狭めれば、冬の防寒も万全です。
プルオーバー¥39,960(税込)、パンツ¥37,800(税込)、裏パイルソックス¥2,808(税込)/すべてアトリエ ベトン(スタジオ ファブワークTEL:03-6438-9575)
photo: ©ATELIER BÉTON
アトリエ ベトンが好むインテリアは、ドイツの工業製品。写真は名匠ディーター・ラムスがデザインした、「ブラウン」の1960年代のラジオ。ミニマルな機能性や、ニュートラルな色彩が、ファッションデザインのヒントになっています。
photo: ©ATELIER BÉTON
今季2018-19年秋冬シーズンの公式ルックより。全身をパステルトーンのブルーグレーで揃えた、スタイリッシュなワークスタイルです。シャツとスニーカーは、今回掲載したものと同じアイテム。パンツは、サーマル素材のスパッツと、シャツと共生地のショートパンツがレイヤードされた一着。着こなしに悩まず、気軽に穿けるリラックスパンツです。
photo: Kazushi Takahashi
今季コレクションの色彩は、グレイッシュなトーンが中心。パステル調の、白、グレー、ブラウン、ピンク、ネイビーらがさまざまな生地に用いられています。上の写真は展示会の1シーンです。ラインアップには、真冬向けのウールコートやボンバージャケットなども用意されています。
実用性重視な人にも、次世代ワードローブを探す人にも、単に新しモノ好きな人にもフィットする服です。アトリエ ベトンは多くの人の期待に、必ずや応えてくれるでしょう。
http://atelier-beton.jp