ファッションクリエイターが薦める、いま行く価値のあるシ...
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ファッションクリエイターが薦める、いま行く価値のあるショップ【ひとり1選 Vol.1】

構成、文:高橋一史 写真:髙橋一史 | 

金子恵治さんが推薦する、青山「シルバーアンドゴールド 東京」の店内。テーブル上のアクセサリーはレザー彫刻でフェザーを表現した、ルースターキング&カンパニーのもの。チャームは¥6,600(税込)から。

たいていのものがネットで手に入り、家電でも家具でもわざわざ買いに行く必要のない時代になった。それでも、試着しないと商品価値がわからないファッションアイテムは、リアル店舗の最後の砦だった。しかし世界的なパンデミックがモニタでの買い物への抵抗感を薄れさせると状況が一変。ファッションもネット購入が当たり前になってきている。ただその一方で、品揃えにひとクセある店は店頭での売上が好調と聞く。特に地方の個人店は本当に好きなものを着たい人や、遠出できず近場で楽しみたい人たちで賑わっているようだ。

東京にいてもテレワークで一日中モニタを見続ける生活が続くと、街に出かけて気晴らししたくなる。密を避けつつ店で優れたデザインに触れ、未来を発見したい。そのようなファッションを “体感” するのに最適な店を求めて、Pen Onlineの連載「着る/知る」は、実力派のファッションクリエイターたちにアドバイスを仰いだ。有名無名を問わず、「クリエイティブ好きの大人に薦めたい店」というテーマで考えていただいた。

クリエイターたちが挙げてくれた候補はそれぞれ数店ずつ。着る/知る担当者がその全店を訪れ、とくに気になる各1店に絞った。いわば2重のフィルターを通した厳選セレクトである。品揃え、接客、店内のムードはもちろん、休日に出かけて心地いい散歩コースになることも指標のひとつになった。

数回にわけてお届けする初回となるVol.1の選者は、表参道の名店「レショップ」のコンセプター兼ETS.マテリオのディレクターである金子恵治さん。そして自身のブランドのユーゲンを2020年に立ち上げ、瞬く間に大人層の心を掴んだベテランデザイナーの小山雅人さんの2名。彼らが選んだ2店はともに、オープンして1年またはわずか2ヶ月という、コロナ禍世代。新しいもの好きの人も必見だ。

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