再開するレストランの必需品に? 世界中から注文が殺到する「食卓シールド」【コロナと闘う世界の都市から】
フランスで外出制限が解除された記念すべき5月11日。デザイナーのクリストフ・ジェルニゴンは、インスタグラム(@christophegernigonstudio)に新プロジェクトの画像を投稿した。テーブルの上に、天井から3つの大型シールドが下がる「PLEX’EAT(プレクシート)」。このデザインに、コロナウィルス感染防止対策に悩む世界中のホテルやレストランから問い合わせが殺到している。ジェルニゴンは言う。
「投稿してすぐ、SNSのメッセージが世界中から舞い込みました。インスピレーション源は、バンコクのコンセプトストアで出合った、音楽を楽しむための釣鐘状の装置。いま、スタンド式や、カップル用のシールド『PLEX’EAT DUO(プレクシート・デュオ)』も考案中です」
着席してみると、上方が開いているために会話はよく聞こえるし、さらには飲み物や食べ物の香りをより濃厚に感じられるという利点も。
「背中側のカットの曲線にこだわりました。取り外しできて洗浄しやすいシールドはペットボトルと同じ素材で、もちろんリサイクル可能です」
環境にも配慮したシールドは、近い未来にレストランの新定番になるかもしれない。