地域開発の新たな目玉は、誰でも無料で利用できる約3100㎡のスケートパーク!
この夏、アムステルダム市内東部の新開発地域ゼーブルガーアイランドに、オランダ最大となる約3100㎡のスケートパークが完成した。難易度の高いボウルセクションや緩やかなウェーブをバランスよく配置した、フルコンクリートの公共パークだ。スケートボード、ローラースケート、あるいはBMXを所有していれば、子どもから大人まで、そして初心者からプロまで誰でも無料で利用できる。
設計を手がけたのは、スケートパークに特化したデンマークの建築事務所Glifberg+Lykke。国際選手権の開催も可能と言われる、本格的なデザインである。コロナ禍で大々的なオープニングイベントは見送りとなったものの、完成の噂は瞬く間に隣国まで広がり、近所の子ども達に混ざって多くの国内外のプロ級スケーターたちも滑りに来ているらしい。
「スポルトヘルデンビュールト」(スポーツの英雄地区)と名付けられたこの地区は、これまで「特徴がなく殺風景」とも言われていたが、パークの登場で一気に活気づきイメージもアップ。今後、さらに新しいアーバンスポーツ施設の建設が予定されている。街中のスポーツ好きを結ぶコミュニティ形成にも、大きく貢献していきそうだ。