「デザインのひきだし展」スタート、小豆島のMeiPAMで印刷・製本の過...

「デザインのひきだし展」スタート、小豆島のMeiPAMで印刷・製本の過程をのぞき見。

今回の展覧会のイメージビジュアル。会場はMeiPAM 01。1/22にはワークショップ、1/25にはフリートークイベントも開催。

直島、豊島をはじめとする瀬戸内のアートマップは、トリエンナーレが開催されて以来、ますます広がりを見せています。快晴のなか穏やかな波にのって海を渡るフェリーは心地よく、アートな旅を盛り上げてくれるのが、瀬戸内の醍醐味でもあります。

今回スポットを当てるのは小豆島。一日ではとても回りきれない面積を誇るこの島は、オリーブや醤油が有名ですが、アートももちろん楽しめます。私が先日訪れたのは夏の終わり。いちばんの目的は、現代美術活動チーム「目」の作品『迷路のまち~変幻自在の路地空間~』でした。子どものようにドキドキしながら迷路のような家の中を巡っていると、なぜかドラえもんを思い出したりして。入り組んだ町並みを歩くのも探検気分を盛り上げます。

そしてこの島にはアートプロジェクトMeiPAMがあります。土庄本町独特の迷路のように入り組んだ町並みをミュージアムに見立て、地域に根ざしたアート活動を展開。4つの館でさまざまな展覧会を開催しています。11/30からスタートしたのが、「デザインのひきだし展」。デザインはもちろん、印刷や製本加工などの技術的な情報を掲載する冊子『デザインのひきだし』を解剖する企画です。走り書きのラフ、没になったデザイン案、内容が精査されていく過程など、普段は出せない&出したくない制作の過程を垣間見ることができます。本は一体どのようにしてつくられるのか? 『デザインのひきだし』はどのようにできあがっていくのかが、一目瞭然にわかります。

本が好きな人、瀬戸内の海が好きな人、アートが好きな人。ぜひ、冬休みのプランに小豆島を加えてみてください。(Pen編集部)

MeiPAM 02ではティム・プレブル展~小豆島から~『A DROP, BECOMES THE OCEAN』、MeiPAM 03では柳生忠平妖怪絵圖『妖しの島』も開催中。

『デザインのひきだし』最新刊。



『本はどのようにしてできるのか デザインのひきだし展』
~2015年1月25日(日)

MeiPAM 01
香川県小豆郡土庄町甲405

TEL:0879-62-0221
開館時間:10時~18時(受付は17時30分まで)
休館日:水(祝日は開館)
入場料:大人¥300、中高生¥200
http://meipam.net

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Feature Product 宙空の美を湛える「カンパノラ」とともに感じる、時を愛でる愉しみ
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