NYのミニマルな宿で訪れるべき、有名デザインスタジオのフレンチレストラン
最初は妻の友人に「ミニマルだけどエレガントなデザインで、とても過ごしやすいホテルがニューヨークにできたよ」と教えてもらいました。
その言葉通り、北欧風のエレガントテイストとニューヨークらしさが上手くマッチした、居心地のいいホテルでした。モダンデザインの代表作と言っても過言ではないホテルです。コンセプトやデザインにおいても無駄を省いて過ごしやすさを追求し、シンプルだけど温かみがきちんとあります。
旧来のクラシック・ホテルチェーンに慣れていると、少し物足りないと感じる人もいるかもしれません。しかし、新世代のエスタブリッシュ層のニーズにはストライクど真ん中です。コンセプトメイクからデザインを担当したのはアンダ・アンドレイ。イアン・シュレガーとともに、ロンドンやイスタンブールの「EDITION」や、シカゴの「PUBILIC」などを手がけた有名な女性建築家です。
フロントにスタッフはおらず、タブレットでセルフチェックイン。螺旋階段を登ると2階にゲストラウンジがあり、ここにはコンシェルジュがいます。ラウンジは大きさも程よく、仕事しやすい空間でした。
2階には夜のみ運営しているバーラウンジもあります。たまにイベントが開催されるので音を気にするゲストも見受けられましたが、雰囲気は抜群です。
客室はモダンエレガントを体現したと言えるようなデザイン。機能はミニマルです。
1階にあるフレンチレストラン「Le Coucou(ル・クク)」は絶対にお薦めです。ぜひ予約して行ってみてください。
日本でもいろいろなライフスタイル誌で紹介されているのを見ますが、それはデザインを担当したのがデザインスタジオ、ローマン&ウィリアムスだから。彼らが携わったホテルやレストランは世界のどこでも注目を集めていますが、フレンチ系レストランを手がけるのは希少。フレンチと言えば、どうしてもトラディッショナルなイメージに寄りがちですが、彼らはいまの時代に合った新しいスタイルの高級感を演出しています。服装はスマートカジュアルでも大丈夫。ランチ営業もしているので使い勝手もいいです。
どこに行くのも便利なSOHOエリアにあり、非常に好立地。
女性同士で行くニューヨークの旅や、ライフスタイル・ビジネスに携わる方のインプットツアーなどにぴったりな宿です。
11 Howard Street, New York, NY 10013