パリのような街並みに調和する、全室ヴィラの上海の隠れ家ホテル
カペラホテルで真っ先に思い浮かぶのは、米朝歴史的首脳会談が行われたシンガポールのカペラかもしれませんが、こちら上海のカペラも地元では有名です。
ホテルがあるフランス租界は、かつてのフランス人居留地。まるで“上海のパリ”な昔の街並みに、かわいいカフェやハイセンスなセレクトショップなどがたくさんあります。
その一角、建築遺産保護区の建業里(ジャンイエリー)に2017年に誕生したのがカペラ上海。伝統的な上海の建築様式と西洋の建築様式が融合された、石庫門様式の集合住宅エリアの一部をリノベーションしてできたホテルです。
上海に住んでいた頃は、こんなに大きな敷地があったことに気付きませんでした(とても大きな力がないと開発できないエリアです)。
お洒落なエリアにある隠れ家ホテルといった雰囲気で、ビジネス利用よりプライベート旅行などにお薦めしたいホテルです。
部屋は全室ヴィラタイプ。4フロア構造で、リビング、バスルーム、プレイルーム、寝室と分かれており、一番上にはルーフトップも。まるで自宅のような落ち着いた雰囲気と、階段を昇り降りするたびに気持ちが上がるような特別感の両方を兼ね備えています。部屋には専用の中庭があったり、ルーフトップから上海の街並みを見渡すことができたりと、とてもワクワクする空間になっています。
施設内には岩盤浴や小さなプールもあり、さまざまな楽しみ方ができます。「月の満ち欠けに合わせたトリートメント」という、興味深いメニューもありました。
ピエール・ガニエールの本格フランス料理のレストランもあるので、女性だけの旅に最適かもしれません。
大手5つ星ホテルでもサービスの質の悪さが気になることもある上海ですが、カペラ上海はスタッフへの教育が行き届いていてホスピタリティ面も高い質が担保されているので、快適なステイを楽しめます。
480 West Jianguo Road, Xuhui District, Shanghai 200031