就任早々から実績を残し、北海道民から熱烈な支持を得ている栗山監督。新球場での選手の起用や、監督自身が楽しみにしていることを訊いた。
Q1. 最初に新球場プロジェクトを聞いた時の印象・感想は?
最初は本当に実現できるのかと思うくらいの壮大な計画だと思いました。でも、これまでにない新しいコンセプトや設計で、ファイターズらしいチャレンジになっていますね。
Q2. 監督や選手からの要望はありましたか?
とにかく既存の球場設計や常識にとらわれない発想で取り組んでほしいと、ただそれだけでした。
Q3. 新球場のデザインについての感想は?
プロジェクトと向き合っている前沢さん(ファイターズ スポーツ&エンターテイメント・取締役)や三谷さん(同取締役)らしいアプローチで、その斬新さに心を打ち抜かれました。
Q4. 実戦での野球スタイルや戦術は変わりますか?
形状が変わり天然芝になることで、当然チームづくりや戦術も変わってきます。いずれにしても、全天候型そして天然芝という環境にいかに適応できるかがカギになります。
Q5. 新球場でお客さんとはどのようなつながりが生まれますか?
選手との距離も近くなりますし、野球の見方だけでなく見せ方もこれまでとはがらっと変わります。お客さんには新球場を一緒に育ててほしいと思っています。
Q6. 新球場でお客さんにどんな楽しみ方をしてほしいですか? どんな提案をしますか?
私も大リーグでいくつかの球場を見てきましたが、それに近いかたちになると思いますよ。いろんな観戦スタイルが可能になるので、みなさんにもそれぞれの楽しみ方を見つけてほしいですね。
Q7. 監督や選手にとってうれしい点はなんですか?
世界一のボールパークが北海道にできることは誇らしいことですし、そこで野球ができることはなにより幸せなことです。
Q8. ボールパークのエンターテインメントで楽しみたい施設やイベントはなんですか?
自然を活かした仕掛けが楽しみです。グランピングもできると聞いていますし、北海道の球場でしか体験できないことにチャレンジしたいですね。
Q9. プロ野球全体にとって、どのような効果がありますか?
自前で球場をもつ球団や、建て替える動きが出てくると思います。結果として、ファンのみなさんに野球を喜んでもらうことにつながるんじゃないでしょうか。
Q10. 北海道の少年少女野球や未来にとって、どんな役割が期待できますか?
ファイターズに入って新球場でプレーしたいと思う少年少女が増えることで、野球のレベルアップにつながってほしいですね。プレーするだけでなく、見ることを楽しみにしてくれる子どもたちが増えれば、こんなにうれしいことはないです。