「ギャラリーここ」にやってきた"ネルホル"、その日常を体験せよ。

「ギャラリーここ」にやってきた"ネルホル"、その日常を体験せよ。

製作中のNerlholのふたり。作品を予備知識なしに体験してほしいとの意向から、この写真のみを掲載。ぜひ会場へ。

「ギャラリーここ」をご存じでしょうか。東京・恵比寿にある古いビル(メゾン・マルタン・マルジェラ・トウキョウがあるというとわかりやすいかもしれません)の2階にあるギャラリーです。ここで2012年に「チャーリー・コールハース メタボリズム・トリップ」展を開いて以来、約2年ぶりとなる展覧会が開催されています。
今回、紹介しているのは、田中義久と飯田竜太の二人からなるアーティストユニット「Nerhol (ネルホル)」。写真と立体というジャンルを自由に行き来する作品は過去にご紹介していることもあり、ご存じの方も多いはず。ただし、今回の「tries to return /かえりみる」と題した展示では、これまで主軸としてきたポートレートではない、新たな作品群が展開されます。ボトルからこぼれ落ちる水や石油ストーブで焚かれる炎、あるいはガスキッチンで沸騰するお湯など、どこか遠くから何らかの手段を通して私たちのところにやってくる身近な存在に、改めてフォーカスします。わたしたちが見ている日常が、別の形であらわれる。その時に感情はどのように揺さぶられるのか? 短い会期ですが、必見の展示です。(Pen編集部)

“tries to return”「かえりみる」
~5月10日(土)

ギャラリー ここ
東京都渋谷区恵比寿南2-8-13キョウデンビル2階
開館時間:13時~18時30分
休館日:月曜(4月29日、5月5~6日は開館)
入場無料
www.gallery-koko.com

「ギャラリーここ」にやってきた"ネルホル"、その日常を体験せよ。
Feature Culture 海と自然へのオマージュと、伝統を超えるロイヤル コペンハーゲンの新たな感性
Feature Culture 海と自然へのオマージュと、伝統を超えるロイヤル コペンハーゲンの新たな感性