「ライゾマティクス」が考えるグラフィックデザインの少し先のこと。ギンザ・グラフィック・ギャラリーで目撃しましょう。
ライゾマティクスといえば、webやCM、ミュージックビデオでの、立体的でインタラクティブな作品が印象的です。近年ではPerfumeの公演をプロディースするなど、仕事の内容は多岐にわたり、本誌でも世界を舞台に活躍するプログラマー、真鍋大度さんが注目のクリエイターとして連載「アイデアの扉」に登場、クリエイションの秘密を語ってくれました。
これまでの彼らの作品をご存知の方であれば「ライゾマティクスがグラフィックデザイン?」と違和感をもつかもしれません。しかし本展示は、デジタル技術で多様なジャンルのクリエイションを切り拓いてきた彼らが、従来は抽象的、感覚的に行われていたグラフィックデザインを、もっと明確で分かりやすい工程で制作しよう、という試みから企画されています。イッセイミヤケのグラフィックビジュアルを数多く手がけた、日本を代表するグラフィックデザイナーである田中一光氏のポスターをライゾマティクス流に徹底解析するなど、従来とは違う手法でグラフィックデザインのあり方に迫ります。
期間は6月5日(金)から27日(土)まで。「時代の先」を見せてくれるライゾマティクスが、デジタルではなく紙の上で行った新たな表現を目撃しに行きましょう。(Pen編集部)
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第346回企画展
「ライゾマティクス グラフィックデザインの死角」
6月5日(金)~6月27日(土)
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
開館時間:11時~19時(土曜日は18時まで)
休館日:日曜・祝日
入場無料
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/