7月は音楽映画が熱い! ビリー・アイリッシュやフィッシュマンズをスクリーンで

7月は音楽映画が熱い! ビリー・アイリッシュやフィッシュマンズをスクリーンで

文:細谷美香

©2021 THE FISHMANS MOVIE

今年の夏はスクリーンで観られる音楽ドキュメンタリーが続々と公開に。時代が生んだポップスターからジャズシンガー、伝説のバンドから海辺のDJまで、劇場で体感したい、バラエティに富んだラインアップが揃っている。


『ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている』

©2021 Apple Original Film

先日、14歳の頃のアジア人差別発言で謝罪に追い込まれたビリー・アイリッシュ。ついに日本でも劇場公開される本作は、彼女が自宅で兄とともに曲作りをする様子からはじまり、昨年のグラミー賞で18歳にして主要4部門を史上最年少で受賞するまでの日々が収められている。

どんなときも変わらずにサポートをする両親とプロデューサーでもある兄、彼女が「私の一部」だというファンたちが感極まって涙するライブ、「17歳まで生きられると思わなかった」と語り、リストカットをしていた過去。愛してやまないジャスティン・ビーバーとの交流にはしゃぐ姿。音楽産業的な視点からではなく、瞬く間にアイコンとなったビリーに寄り添ったドキュメンタリーに仕上がっている。また、劇場ならではの大画面とドルビーサウンドでのライブシーンも見どころのひとつだ。



『ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている』
監督/R・J・カトラー
出演/ビリー・アイリッシュ、フィニアス・オコネルほか
2021年 アメリカ映画 2時間20分
新宿ピカデリーほかにて公開中。
https://www.universal-music.co.jp/billieeilish-theworldsalittleblurry/

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