増え続けるアーミッシュから、豊かな老いのヒントを探る1冊

増え続けるアーミッシュから、豊かな老いのヒントを探る1冊

文:今泉愛子

『アーミッシュの老いと終焉』堤 純子 著 未知谷 ¥2,970(税込)

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

アメリカの特定地域で集団生活を営むアーミッシュはプロテスタントの一派で、1800年代のような衣服を纏い、電気を使わず移動は馬車を使う。制約は多いがその人口は増え続け、現在は30万人以上。平均寿命はアメリカ人全体のそれを上回る。著者はそんな彼らの暮らしぶりを紹介。共同体では各々に役割があり、誰もがよく働く。家族を超えた助け合いが基本にあり、助けるほうも助けられるほうも気負いがなく、高齢者が孤立しない。豊かな老いを送る一種のヒントかもしれない。



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