生誕101年目のロバ―ト・キャパ展で、等身大のキャパを探してください。
写真展『101年目のロバート・キャパ - 誰もがボブに憧れた』が、恵比寿の東京都写真美術館で始まっています。 戦争写真家として知られるキャパですが、戦場の周辺や戦場以外でも、人びとの喜びや悲しみを捉えました。キャパの生誕101年目にあたる今年に開かれる、この展覧会では、孤児にほほ笑みかける兵士や、戦車の上で鼻をほじる男の子など、戦時に訪れた安らぎの一瞬や、結婚を望んだ恋人ゲルダを写した作品を交えて、「伝説のカメラマン」ではない、「ボブ」の愛称で仲間に知られた等身大のキャパを紹介しています。
この展覧会は、東京富士美術館のコレクションを核にしたキャパの写真約150点が出典されており、さらにキャパが第1次インドシナ戦争の撮影中、地雷を踏んで死亡する間際まで使用していた、ニコン製の「最期のカメラ」も特別出展されています。キャパの新しい側面を探しに、ぜひ東京都写真美術館へ!(Pen編集部)
写真展『101年目のロバート・キャパ . 誰もがボブに憧れた
―「伝説のカメラマン」から等身大の人間キャパへ―』
3月22日(土)~5月11日(日)
東京都写真美術館 地下1階展示室
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL:03-3280-0099
開館時間:10時~18時(火、水、土、日)
10時~20時(木、金)入館は閉館の30分前まで
休 館 日:月(ただし4月28日と5月5日は開館)、5月7日(水)
料 金:一般¥1,100