人類の想像力を体感せよ! 「イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる」展。
古今東西、神々や精霊、時間や宗教の物語など「眼に見えないもの」を畏怖し、なんとかコントロールしようとカタチを与えて視覚化してきた人類。この「イメージの創造と受け止め方に人類共通の普遍性はあるのか」。この壮大な問いをテーマに、世界最大級の民族学博物館「みんぱく」が所蔵する約34万点のコレクションのなかから、よりすぐりの約 600 点の造形が、時代や地域ではなくテーマに沿って展示されています。
世界中から集められた約100点の個性的な仮面が壁一面に飾られ、一斉に見つめられる強烈なインパクトをもった部屋や、漁網や脱穀具などの民具が現代美術のインスタレーションの手法で展示された空間などがあり、迫力満点。まさに博物館の「資料」が「アート作品」に変貌するのを見ることができ、知識がなくても身体が反応するでしょう。人類が創り出した膨大なイメージの渦に巻き込まれてください。(Pen編集部)
『イメージの力 国立民族学博物館コレクションにさぐる』
9月11日(土)~12月9日(火)
国立民族学博物館
大阪府吹田市千里万博公園10-1
TEL:06-6876-2151
開館時間:10時~17時(日~火、木~土)入館は閉館の30分前まで
休館日:水、年末年始(10月、11月は無休)
無料観覧日:11月15日(土)、11月16日(日)
入館料:一般¥830 高校・大学生¥450 小・中学生¥250
www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20140911power/index
「美術館からみたみんぱくコレクション」
日 時:11 月 15 日(土)13時30分~15時(13時 開場)
講師:長屋光枝(国立新美術館主任研究員)
山田由佳子(国立新美術館 研究員)
齋藤玲子(国立民族学博物館 助教)
司会:上羽陽子(国立民族学博物館 准教授)
会 場:国立民族学博物館 講堂
定 員:450 名(先着順・申込不要)
参加費:無料