ルーヴル美術館の作品がネットで公開中! 自宅のソファから鑑賞しよう。
コロナ禍による最初のロックダウンから1年を迎えたフランス。以来、昨年の夏から秋にかけての4カ月ほど開館したものの、ルーヴル美術館は現在もまだ扉を閉ざしたままだ。とはいえ、デジタルコンテンツに力を入れる同美術館では、公式サイトが昨年2100万のビジター数を記録したという。そのルーヴルが新しく開設した新サイトが、collections.louvre.frだ。
このサイトは広く一般のファンも自由にルーヴルの所蔵作品を閲覧し、鑑賞できるようにと考えられたもの。同美術館の所蔵作は55万点以上を数えるが、すでに48万点以上がリストアップされ、詳しい解説や注釈が添えられている。サイトは英仏二か国語仕様。トップページから作品名や作家名で検索するもよし、絵画、彫刻、家具などのカテゴリー別、傑作、新着所蔵品などのテーマ別アルバムを眺めることもできる。
館内に展示されていない作品も含め、全コレクションのデータを閲覧可能にすることを目標とした同サイト。低画像ではあるが、写真や解説のダウンロードも可能、授業や学術的な講演のプロジェクションに利用できる。また、ルーヴル作品に加え、ドラクロワ美術館、チュイルリー庭園の彫像も取り込まれているほか、第二次大戦後にドイツから取り戻されて本来の所有者を待つ間ルーヴルに預けられている作品もリストアップされている。
アートを鑑賞できるアドレスが軒並み閉館中のいまだけに、自宅のソファからルーヴル美術館の秘蔵昨日を鑑賞できる新サイトは人気を呼びそうだ。