新橋・パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「メイド・イン・ジャパン 南部鉄器」を見る。
現在の盛岡である南部藩で製造された南部鉄器は、江戸時代に茶の湯の普及とともに栄えましたが、第二次世界大戦中の物資と職人の不足や、戦後のアルミニウム素材の人気に押されていったんは衰退。しかし最近では、北欧デザインを取り入れたり、アーティストとコラボレーションするなど、新しい感性をもつ工房の挑戦により再評価されつつあります。柳宗理が2003年に発表した南部鉄器のキッチンツールや内田繁による折り畳まれてしまえる茶室『行庵』での茶釜などの空間演出も見所のひとつ。400年の歴史をもつ伝統的工芸品・南部鉄器をまとめて鑑賞できる、絶好の機会です。(Pen編集部)
『メイド・イン・ジャパン 南部鉄器―伝統から現代まで、400年の歴史』展
1月11日(土)~3月23日(日)
パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
TEL:03-5777-8600
開館時間:10時~18時
休館日:水
料金:一般¥700 大学生¥500 中・高校生¥200 小学生以下無料
http://panasonic.co.jp/es/museum/
展覧会記念講演会「南部鉄器のいま」
講演:内田 繁(インテリアデザイナー)、宮 伸穂(釜定工房3代目)
2014年2月11日(火・祝)
13時30分~14時30分 (開場:13時)
会場:パナソニック東京汐留ビル5階 ホール
※要予約(定員150名)