カルティエ=ブレッソン財団が大リニューアル
PARIS パリ

カルティエ=ブレッソン財団が大リニューアル

文:髙田昌枝

開催中のマルティーヌ・フランク展は2019年2月10日まで。photo: Cyrille Weiner

入り口は表通りに面しておらず、建物の中庭に入って左手に入り口がある。photo: Cyrille Weiner

2003年にモンパルナスに拠点を構えたアンリ・カルティエ=ブレッソン財団。写真家の企画を援助するHCB賞を設ける他、数々の写真展を開催してきたが、去る11月6日に北マレ地区に移転。展示室の広さが以前に比べて2倍に拡張された。 
オープニングの展示は、カルティエ=ブレッソンの妻でマグナムの一員でもあった写真家、マルティーヌ・フランクの回顧展、続いて「フランス」や「中国」などのテーマでカルティエ=ブレッソンの展示も始まる。彼の代表作をエピソードとともに見せる「珠玉のアーカイブ」も新たな試みだ。今後さらに展示室を拡張する予定もあるという。写真を語る上で外せないスペースだ。

Fondation Henri Cartier-Bresson

79, rue des Archives, 75003 Paris
最寄り駅:TEMPLE/ARTS ET MÉTIERS 
TEL:01-56-80-27-04
開館時間:11時~19時 ※入館は閉館の40分前まで
休館日:月 
料金:一般9ユーロ 
www.henricartierbresson.org

カルティエ=ブレッソン財団が大リニューアル