ホックニー展で開幕した、話題の美術館。
BEIJING 北京

ホックニー展で開幕した、話題の美術館。

文:原口 純子

かつての食堂を改装。設計は北京在住の建築家、青山周平。1階は「アラビカ京都」のカフェ。ホックニー展は2020年1/5まで。photo: 木木芸術社区

今年の北京アート界の最大の話題は8月末に開館した「木木芸術社区」(ムムイシュシャチュ)。若手コレクターの林瀚(リン・ハン)と雷宛蛍(レイ・ワンイェン)夫妻が手がける民間のアートスペースだ。故宮から数百mの距離にある、「隆福寺」(ロンフス)と呼ばれるエリアの再開発の目玉として誕生。オープニングに選ばれたのはデイヴィッド・ホックニーの回顧展だ。共催するテート・モダンの秘蔵コレクションの他、北京ならではの企画として、中国の伝統絵画がホックニーに与えた影響に着目するコーナーが設けられ、彼が1981年に中国を旅して記した著作『中国日記』の原画も展示されている。ホックニー展以降の企画もチェックして訪れたい。

木木芸術社区

北京市東城区隆福寺街95号銭糧胡同38号3号楼
最寄り駅:東四 
開館時間:10時~20時 ※入館は閉館の1時間前まで 
定休日:月曜
料金:一般180元 
www.mwoods.org

ホックニー展で開幕した、話題の美術館。