北京空港近くに、アートの新名所が誕生。
BEIJING 北京

北京空港近くに、アートの新名所が誕生。

文:原口純子

開幕の式典で展示された朱璽(ジュシ)によるライトをつなげた作品『燃氷迹─漩渦』。観客は中の空間に入り、作品を体感できる。

この秋、4万㎡もの広さのアートスポット「観復芸術区(グァンタンイシュチュ)」が誕生した。北京首都国際空港近くの農地だった緑地を再開発、中心部にある湖を囲むようにして美術館やギャラリーが点在する。インスタレーションなど野外で見られる作品も多く、緑の中を散策しながらアートに触れられるのが魅力だ。開幕の式典では、彫刻家の蔡志松(チャイジソン)など国内外の50人のアーティストが中国の古典文学『桃花源記』をテーマに制作した作品を展示。ビジュアルアーティストの葉錦添(ティム・イップ)が演出する音楽と舞踏のパフォーマンスも行われた。年末には敷地内にデザインホテルもオープンする予定で、今後の動きにも目が離せない。

観復芸術区

北京市朝陽区平房郷石各荘橋東700m
最寄り駅:四惠東 
TEL:010-6570-2880 
営業時間:10時〜18時 
入場料は施設によって異なる 
※9月末現在、火曜以外は不定期公開、事前に確認を

北京空港近くに、アートの新名所が誕生。