はじめまして。恵比寿で日本酒とお料理のお店GEM by motoをやっております、日本酒ソムリエの千葉麻里絵です。
突然ですが、みなさんの持つ日本酒のイメージってどんなですか?正直言うと、私が大学生の時、日本酒っておじさんが飲む悪酔いするお酒というイメージを持っていました。ですので、社会人になってから美味しい日本酒に出会った時はとても驚きました。日本酒ってお米とお水からつくられるのですが、それでフルーティーな味わい、時にはチョコレートのような味わいが表現されてるのです。
フルーティーにも様々あって、りんご、ぶどう、グレープフルーツ、レモン、バナナ、メロン、パイナップルのような…こんなに今日本酒は今バラエティー豊かで面白いんです。もっと知っていくとウソみたいな話ですが、ほんとにチョコレートのようなトロける味わいの日本酒も存在します。日本で生まれてこんなに身近にある日本酒が今面白い!飲むっきゃないです。という感じで今まで日本酒を飲んだことない方を日本酒ファンに、日本酒沼に引きずりこむべく日々奮闘中です。
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さて、夏がそろそろ始まる季節ですが日本酒にも「夏酒」というジャンルが存在することをみなさまご存知でしょうか?夏酒には難しい定義はなく、夏の時期に日本酒蔵がお客様に夏仕様で飲んでいただきたい日本酒をリリースします。ガスがあるもの、アルコール度数をレギュラーの日本酒よりも低くしたもの、麹や酵母を変えて爽やかな酸味を出したもの、氷を入れて飲むようにつくられた日本酒などさまざまなタイプの夏酒があります。さらに、最近特に夏を感じるかわいいラベルの日本酒がたくさん出ております。その中でも今回おすすめしたい日本酒は以下の3本!
■「仙禽 かぶとむし」/せんきん(栃木県)…レモンと蜜を思わせる甘酸っぱさがあとをひく新タイプの日本酒
■「上喜元 酒和地(しゅわっち)純米吟醸活性にごり生酒」/酒田酒造(山形県)…その名のとおりシュワっとしたガス感が心地よい、ドライで爽快!
■「ALPHA 風の森 夏の夜空」/油長酒造(奈良県)…低アルコールで、程よいピリピリした炭酸感が喉を潤します。ゴクゴク飲めてしまう……。
日本酒好きの方も今まで飲んだことがなかった方も、この夏はキンキンに冷やした日本酒を楽しんでみませんか?
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