11月24日に東京競馬場で、190年以上の歴史を誇るスイスの時計ブランド・ロンジンとのパートナーシップによって、「ジャパン・オータムインターナショナル ロンジン賞 第44回ジャパンカップ(G1/国際招待)」が開催された。ジャパンカップは3歳以上の競走馬を対象とした、芝2400mの国際G1レースとして1981年から開催されている。国内最大であり、世界で最も権威のあるレースの一つだ。
ロンジンは2014年から11年間にわたって、同レースのオフィシャルパートナー兼タイムパートナーとして騎手と馬をサポート。今年も国内外の一流馬とジョッキーが多数参戦した中、武豊騎手の騎乗するドウデュースが驚異の末脚で他馬を差し切るという、圧倒的な勝利のタイムを計測した。
さらにこの日はジャパンカップのオフィシャルウォッチであり、現代的なデザインとスポーティなエレガンスが融合した「コンクエスト」が紹介された。1954年にロンジン初のコレクションとして誕生して以来、長年に渡り愛されてきた「コンクエスト」コレクションの最新クロノグラフだ。昨年発表されたこのモデルは、オリジナルモデルの特徴とシンプルな機能美を受け継ぎつつ、洗練された文字盤が印象的なデザインへと一新された。
1869年に馬術をモチーフとした懐中時計を製作したことから始まった、ロンジンと馬術競技の関係。78年に開発された初のクロノグラフムーブメント「20H」は、巻き上げリューズと一体化したシングルプッシュボタンで駆動し、騎手と馬が彫り込まれたケースの中に丁寧に収められていた。19世紀後半にはアメリカの競馬場に導入され、秒単位でパフォーマンスを計ることができるため、馬主や馬を愛する人々に絶大な人気を博したという。
今後もロンジンが馬術競技とどのようなコラボレーションを果たすのか、注目したい。