審美眼でヴィンテージの一点モノを集める、古着屋「SixDix」が清澄白河に誕生

  • 写真:河内 彩
  • 文:Pen編集部
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SixDix 

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清澄白河駅より徒歩6分の好立地にある「SixDix」。穏やかな空気が流れる店内では、メンズとウィメンズのヴィンテージアイテムが1階と2階に並べられている。

美しい清澄庭園を背にした、清澄白河の深川資料館通り商店街に今年5月、古着屋「SixDix(シスディス)」が誕生した。 やわらかい光の照明に照らされた店内では、ヨーロッパから仕入れたヴィンテージ品を中心に、良質で個性的なラインアップを取り揃えている。グラデーションに並べられているアイテムたちは、凛とした佇まいで、どれもこだわりの一点モノだ。

既存の古着屋とは一線を画す「審美眼」

古着のイメージとして容易に浮かび上がるのは、「アメカジ」や「年代モノ」といった言葉だろう。一方で、同店は古着が秘めているロマン性とデザイン性にフォーカスしている。セレクトの基準は、年代や国というヒストリー的なものだけではなく、上質で唯一無二、そして自らの審美眼に直観的に訴えかける「とっておき」の一着であることだ。だからこそ、店内を見渡すと、ハイブランドからデザイナーズまでジャンルレスで幅広いスタイルの服が展開されている。独自の視点で厳選された、希少性の高いヴィンテージアイテムを見て回るだけでも、さまざまなインスピレーションを与えてくれるに違いない。---fadeinPager---

情緒と潮流が共存する「町」に惹かれて

下町の情緒を香り漂わせながら、新しいカルチャーを次々と生み出す清澄白河。店を立ち上げた天藤さんと和田さんは、バンド仲間であり、同じ大学の先輩後輩という間柄だ。そんな彼らは、まるで時代が交差しているかのような、清澄白河の異文化ミックスに魅力を感じたという。全2フロアのSixDixは、古くからある建物をそのまま使用。「町を尊重している」と語る二人は、元の建物の味わいの良さを生かした空間づくりを実現している。高い天井や趣のある階段など、ファッションを楽しむとともに、建物の歴史を感じられるのも魅力的だ。

街をともにつくり上げる現在進行形の店、SixDixで、そのアイデンティティを感じながら、自分にとっての特別な一着に出合ってほしい。

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「Junior Gaultier Wool Shorts Suit by Jean Paul Gaultier」Made in Italy(左)。「"STRANGER THINGS" Star Wars hommege T-Shirt」Made in Honduras(右)。
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「90's Kenzo Jeans Flower Pattern Denim Jacket」。
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歴史ある建物に尊敬の意を表し、木の特色を生かした階段。その隣には、自分たちのルーツを表した楽器を置いている。 
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和田さん(左)と天藤さん(右)。

SixDix(シスディス)

東京都江東区三好3-9-7 1・2F
営業時間:11時~21時
定休日:木
https://sixdix.official.ec