現地取材から見えた、腕時計のトレンド最前線。
機械式だけじゃない、
名品のクオーツ版は薄くて軽いのが魅力。
クオーツ搭載モデルの復権が目立ってきている。そもそも高級時計=機械式という現在のパラダイムは、クオーツ全盛の1980年代に機械式時計が高級時計として復活してからのこと。そのクオーツ対機械式の二項対立ももはや過去になろうとしており、高級クオーツ時計が伸びる余地がある。カルティエは今年注目のコレクションに、クオーツ搭載の「サントス デュモン LM」をラインアップした。薄型で軽く、スタイルに優れた腕時計であることを優先するニーズを考慮すると、機械式だけでなくクオーツの選択肢を提供することは理にかなっている。魅力的なエルメスの新作は「アルソー78」。コレクションの誕生年をネーミングに加えたモデルが、久しぶりのクオーツで追加されたのも象徴的な出来事だ。
クオーツ搭載モデルの復権が目立ってきている。そもそも高級時計=機械式という現在のパラダイムは、クオーツ全盛の1980年代に機械式時計が高級時計として復活してからのこと。そのクオーツ対機械式の二項対立ももはや過去になろうとしており、高級クオーツ時計が伸びる余地がある。カルティエは今年注目のコレクションに、クオーツ搭載の「サントス デュモン LM」をラインアップした。薄型で軽く、スタイルに優れた腕時計であることを優先するニーズを考慮すると、機械式だけでなくクオーツの選択肢を提供することは理にかなっている。魅力的なエルメスの新作は「アルソー78」。コレクションの誕生年をネーミングに加えたモデルが、久しぶりのクオーツで追加されたのも象徴的な出来事だ。