再生ナイロン・エコニールなどサステイナブルな素材のみを使い、
製造・生産、パッケージまですべてのプロセスにおいて
持続可能性の高い方法をとる「Gucci Off The Grid」。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使として、
活動の幅を広げるアーティストのMIYAVI が纏った。
ジャケット¥236,500、パンツ¥93,500、スリングバックパック¥137,500、花の中に置いた右のトートバッグ¥191,400、左奥のダッフルバッグ¥192,500、手前のショルダーバッグ¥146,300/すべてグッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス)
写真:林 響太朗
文:佐野慎悟
スタイリング:飯田珠緒
ヘア:ASASHI(ota office)
メイク:鷲巣裕香(Beauty Direction)
フラワークリエイション:篠崎恵美(edenworks)
照明:田上直人(Flip-book)
制作統括:宮田 諭(Flip-book)
編集:菊地 愛
photographs by Kyotaro Hayashi text by Shingo Sano styling by Tamao
Iida hair by ASASHI
make-up by Yuka Washizu flower creation by Emi Shinozaki lighting by
Naoto Tanoue
produce by Satoshi Miyata
edit by Ai
Kikuchi Edwards
環境に配慮した素材にアイコンのGGパターンをのせ、未来へ向かう姿勢を示す。バックパック
¥187,000、パンツ
¥104,500、Tシャツ¥63,800、イヤリング(両耳セット)¥49,500/すべてグッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス)
「Gucci Off The Grid」のスニーカーは、ストラップからソールまで、すべての原材料を持続可能性の
高い方法で調達している。ハイカットスニーカー「グッチ テニス 1977」¥93,500/グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス)
地球環境に配慮したサステイナブルな社会を目指す先駆者として、サプライチェーン全体を巻き込む抜本的な改革を進めているグッチ。ファッション業界のみならず、社会全体に対してリーダーシップを発揮しつつ、強いメッセージを発している。
具体的な達成目標とともに長期的ビジョンを掲げ、複数のプロジェクトを同時進行させる中で、最も消費者に近く、ブランドのコミットメントを象徴する存在といえるのが、昨年6月に登場した「Gucci Off The Grid」だ。メインとなる素材は、再生ナイロン・エコニールをはじめとする100%再生素材。リサイクル素材の他にもオーガニック素材やバイオベース素材など、持続可能性の高い方法で調達された、サステイナブルな素材のみが使用される。
そのローンチに際してグローバルで展開されたキャンペーンには、ジェーン・フォンダ、リル・ナズ・X、キング・プリンセス、デヴィッド・ド・ロスチャイルドなどと並んで、日本を拠点に世界で活躍するアーティスト、MIYAVIの姿もあった。彼は2017年から
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の日本人初の親善大使として活動しており、グッチのグローバルキャンペーンに起用されるのも、ブランド創設100年の歴史の中で日本人としては初めての快挙となった。
地球と共栄できる未来を切り拓き、
僕たちが“異物”ではないことを証明したい
ひとりの表現者として、MIYAVIはどんな未来を想像しているのだろうか。
「子どもをもつ親として、自分の人生が終わった後の世界、その先の未来のことも考えるようになりました」とMIYAVIは社会問題に意識が向き始めた経緯を語る。
悠久の時を刻む森の中、
次の100年を想像する
それと同じタイミングで、アンジェリーナ・ジョリーが監督を務めた映画『不屈の男 アンブロークン』に出演した彼は、慈善活動に人生を捧げる彼女の姿に触発され、自分自身でもそうした活動を展開するようになったのだという。
深い森を舞台に行われた今回の撮影でも、休憩で立ち寄った小屋で、MIYAVIは人間と自然との共存について思案を巡らせた。
「蜘蛛の巣がいたるところに張り巡らされ、毛虫もいれば、苔が生え、床にも泥がついた状態でした。僕たちの感覚ではそれらは『汚れ』かもしれませんが、森の側からしてみれば、むしろ建物など人工的なものこそ『汚れ』であり、『異物』であるのかもしれない。僕たちは、地球という存在にとって異物であるべきではないし、ならない方法があるはず。それを証明するために、自分たちがつくったり使ったりするものは、地球との共存を前提に考えられたプロダクトであるべきだと思うのです」
MIYAVIは自然とともに生きる未来の都市生活を想像する。「大量生産、大量廃棄のサイクルが常識だったこれまでのシステムでは、ファッションにサステイナブルな未来はありえません。だからといって、環境保護とファッションは両立できないのかというと、僕はそうも思いません。グッチのように素材のサイクルから、生産から廃棄まで責任をもって管理するブランドが増え、消費者もそういうものづくりに共感し、サポートの輪が広がっていけば、ビジネスとしても成立する道があると思う。グッチは今年で100周年ですが、それは過去を振り返る1年ではなく、これからの100年を見据えたスタートの年。その姿勢に強く共鳴します。100年後の未来をつくるのは、いま現在の自分たちです」
アーティスト・俳優。独自の“スラップ奏法”のギターで世界中を魅了する。2017年には日本人で初めてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使に就任。昨年「Gucci Off The Grid」のキャンペーンに起用された。
いずれも機能的かつ普遍的なデザインを採用。ジャケット¥143,000、パンツ¥104,500、スリングバックパック¥137,500。Tシャツ¥63,800、イヤリング(両耳セット)¥49,500/すべてグッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス)
監督 /撮影/ 映像編集:林響太朗
制作統括:宮田諭(Flip-book)
音楽:戸波和義
制作:宮地薫
照明:田上直人(Flip-book)
撮影マネジメント:山村健
フラワークリエーション:篠崎恵美(edenworks)
スタイリング:飯田珠緒
ヘア:Asashi (Ota Office)
メイク:鷲巣裕香(Beauty Direction)
編集:菊地愛
direction / photography / film editing:Kyotaro Hayashi
Produce
: Satoshi Miyata (Flip-book)
music:Kazuyoshi Tonami
production management:Kaoru Miyachi
lighting : Naoto Tanoue (Flip-book)
movie equip management:Ken Yamamura
flower creation:Megumi
Shinozaki (edenworks)
styling:Tamao Iida
hair:Asashi (Ota Office)
makeup:Yuka Washizu (Beauty Direction)
editing:Ai Kikuchi
Edwards
問い合わせ先 /
グッチ ジャパン クライアントサービス
■0120-99-2177