アメリカントラディショナルの新たなアイコンとして、人気を確固たるものにした「バンド オブ アウトサイダーズ」。昨年10月には東京・千駄ヶ谷に世界初のフラッグシップショップをオープンし、多くの洒落者たちがジェンツアイテムを求め、ここを訪れています。
店頭に立つスタッフ、三上敦子さんは、ジェントルマンといえばアメリカの映画監督スパイク・リーを連想するのだそう。「優しそうだし、清潔感のある着こなしが好きですね。でも、それだけでなく個性的であるところが素敵です」。そんな彼もバンド オブ アウトサイダーズの愛用者だとか。
ジェントルマンにふさわしいアイテムとして三上さんが薦めてくれたのは、金ボタンの紺ブレザー。アメリカの歴代大統領のスーツを仕立てているというテイラー、マーティン・グリーンフィールド氏によるオールハンドメイドの一着です。
「これはいわゆる定番の『紺ブレ』で、仕立ても文句なしに素晴らしいんですが、あえてシンプルなツルっとしたボタンやかなりナロウな肩幅など、さりげない個性がちりばめられています。ぜひ、いちど袖を通してみていただきたいですね」

タイトで丈の短いコンパクトなブレザー。袖を通す前から、アメリカントラディショナルの気品がひしひしと伝わってきます。言わずもがな、チェックシャツとの相性は抜群です。ジャケット￥241,500

外側に付けられたフラップポケットやサイドベンツは、伝統的な紺ブレの仕様。ポケット位置が若干低めなのが、バンド オブ アウトサイダーズならではのアレンジ。

マーティン・グリーンフィールド氏が仕立てたことを示すイラスト付きのタグが、内ポケットの上に手縫いで付けられています。

ニューヨーク・ブルックリンのファクトリーで一点一点ハンドメイドでつくられた、生産数の限られる最高級の逸品。

紺ブレにはロゴや模様が刻印されたボタンが使われることが多いのですが、こちらはあえて平らなままのシンプルなボタンを使っています。