英国のテイラードで楽しむ、大人のゆとり。
ムロフィス プロモーションプランニング ディレクター
中室太輔
2000年 株式会社ベイクルーズ入社。「エディフィス」カジュアルフロア、ドレスクロージングフロアでの販売員を経て、2003年より同ブランドのプレスを担当。2007年退社後、フリープレスを経て2008年7月より「muroffice Promotion Planning」代表兼ディレクターを務める。
2008年よりファッションを中心とした分野でブランディングやPRを手がける「ムロフィス プロモーションプランニング」を立ちあげた中室太輔さん。彼の着用するジャケット&ベストは、テイラー出身のニック・ホーランド氏が手がけるロンドン発のブランド「ホーランド・エスクワイヤー」のもの。
「いわゆるブリティッシュの正統な形ですが、ボタンやステッチに遊び心が見てとれます。ボタンはアンティークのような加工を施したオリジナルのもので、あえて見せるステッチも面白いですよね。さらに、裏地がすごいことになってる(笑)」
ファッションデザイナーのウミット・ベナンやアレクサンドル・マテュッシなど近頃ファッション業界でもトレンドとなっていますが、4年も前からひげをたっぷりたくわえた独特のスタイルを貫く中室さん。彼なりの紳士の装いは、遊びが重要だと言います。
「マニュアルに沿ったことは、教えられれば誰でもできますが、ゆとりをもつのは大人だからこそできること。トップスはかっちりと決め、ボトムは裾を切りっぱなしにしたKATOのジーンズ。これが僕なりの遊びのあるコーディネートです。ただ、このジャケット&ベストはディテールが面白いので、スリーピースで着ても決まりすぎず、ゆとりが感じられます。そういうところが気に入っています」
今季より日本でも本格展開されるホーランド・エスクワイヤー。オレンジやピンクを使ったド派手な裏地がインパクト大。
オリジナルのボタンは、アンティークのようなテイストでデザインされています。
ジャケット、ベスト、パンツのスリーピースで購入。ベストは、デニムをセットアップで着る時インナーに合わせることが多いです。
ジーンズはKATOのものを切りっぱなしに。トップスがかっちりしている分、こういうディテールで遊ぶのが好きです。靴はリーガルのローファーで。