デザインに表れる、
ソリッドで硬質なBMWらしい質感
革新的な発想で世界を驚かせ続ける
建築家、石上純也。
彼の目に最新「BMW i5」は
どのようにうつるのか?
BMW i5 × JUNYA ISHIGAMI
石上純也 - 建築家
東京藝術大学大学院修士課程修了。主な作品に「水庭」「メゾン・アウル」「KAIT広場」ほか。2009年日本建築学会賞など受賞多数。
「電気自動車(EV)になってもBMWらしさがデザインに表れていますね。EVというと、軽さやエンプティ(空虚)さを感じることがありますが、i5にはその印象がまるでありません。ソリッドで硬質、そして、BMWらしい中身が詰まった重厚感を感じます」
BMW i5のエレガントで無駄のないデザインは、BMW本社のデザインチームの手により、実物大と同様の1/1クレイモデルの制作を経て生みだされた。
世界に衝撃を与えた洞窟風建築、「メゾン・アウル」も実物大スケールでモデルをつくったそうだ。
「構造を原寸で試したのは壁と身体との距離感や空間体験を追求したからなのです。身体動作を伴った空間体験はとても大切だと思っています」
エクステリアのハイライトのひとつはEVになっても受け継がれるBMWのアイコンであるキドニーグリルのデザイン。
「このシンボル性を残しながら、新しい時代になっても進化していくのが楽しみです」
いつの時代もBMWらしさを裏切ることなく、エレガントなデザインを堅持する。i5にはそんなプライドがある。