肌寒くもなく蒸し暑くもなく、分厚い毛布やエアコンからも解放されて、一年のうちで最も気持ちよく眠れる初夏の季節。心ゆくまで快眠を享受できるいまだからこそ、夏の到来を前にさらなる睡眠環境の改善にも取り組んでいきたい。
良質な眠りを手に入れるには、寝具の快適さがなによりも大切。素材の肌触りはもちろんのこと、日々進化する機能性にも注目したい。ベッドなど高品質な家具に定評のある木工メーカーのオリジナルマットレスから、国際認証を取得したオーガニックブランドの枕、そして、寝具の老舗による夏向けの新製品まで、最上級の眠りをプロデュースしてくれる3社のアイテムを紹介する。
1.体圧を分散し抗菌効果に優れた、高機能マットレス「NOC(ノック)」
睡眠中の身体を支える土台となるマットレスこそ、機能と構造に特化した納得のいくプロダクトを選びたい。ウォールナット無垢材を用いた高級家具ブランド「マスターウォール」が開発したオリジナルマットレス「NOC(ノック)」は、キルティング層と低反発ウレタンがポケットコイルを上下からサンドし、点で身体を支える仕組み。ソフトな感触とほどよい跳ね返りをキープし、長時間横になっても負担がかかりにくい構造を追求した。キルティング材には抗菌・防臭・防ダニ効果をもつ綿を使用し、衛生面でもハイスペックだ。
さらに自分好みの寝心地を究めたい人には、ソフトとハード2種類のコア材を、2層3分割で自由に組み替えられるマットレス「RACOON(ラクーン)」も展開。頭部と足元はソフトに受け止め、腰はしっかりハードに支えるといったカスタマイズが可能だ。
2.日本の寝具で初めて国際オーガニック認証を取得した「SaFo(サフォ)」の枕
長い一日が終わり、疲れた頭をふかふかの枕に預ける瞬間は、なにものにも代え難い至福と解放のひと時。「枕が変わるとうまく寝つけない」と言われるほど、安眠に欠かせない癒やしのパートナーだからこそ、直接肌に触れるファブリックの素性にも妥協は禁物。
寝具ブランド「SaFo(サフォ)」の枕は、喘息やアトピーなどアレルギー体質の人や赤ちゃんにも安心の、無蛍光・無染色・無漂白のオーガニックコットンを、生地だけでなく詰め物にも採用。自社工場は国際認証機関「エコサート」による審査に合格し、オーガニック・テキスタイルのグローバル認証「GOTS(Global Organic Textile Standard)」と「OCS(Organic Content Standard)」を、日本の寝具メーカーとして初めて取得したというから、そのこだわりは徹底している。
枕だけでなく敷き・掛けふとんやブランケットなど、信頼のクオリティをトータルで揃えることも可能。オーガニックコットンの優しい風合いに全身を包み込まれて眠りにつきたい。
3.菌の増殖を抑えて冷感をアップする、西川の敷きパッド「COOL TOUCH(クールタッチ)」
取り外しがしやすく気軽に洗濯できる敷きパッドは、これからの季節に大活躍。さらりとした肌触りや吸水性に富んだタオル地などさまざまな素材が出揃うなか、老舗の西川から新タイプの敷きパッドが登場した。
表生地には、触れた時にひんやりした感触をもたらす接触冷感素材を使用するとともに、繊維に付着した細菌の増殖を抑える“制菌”加工をプラス。なにかと衛生面でセンシティブになりがちないま、少しでも清潔な環境で爽やかな眠りを手に入れたいという思いに寄り添ってくれるアイテムだろう。
制菌タイプのほかにも、冷感素材とパイル素材のリバーシブルタイプや、ハニカムメッシュにより通気性をもたせたムレにくいタイプ、ひんやり感がありながらもコットン100%を実現した天然素材タイプなど、西川の「COOL TOUCH(クールタッチ)」シリーズは夏用ふとんのエキスパート。今年こそは、寝苦しさから解放されよう。
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