高級時計は、定期的なメンテナンスを行いながら一生かけて付き合っていくもの。となれば、‟なにを買うか”だけでなく‟どこで買うか”も大切になります。ラグジュアリーブランドのブティックが居並ぶ東京・表参道にある「ISHIDA表参道」は、一生モノの時計を手に入れるにふさわしい名門時計店。ビルの地下にあるため、知る人ぞ知るという立地ですが、ワンフロア約590㎡という日本屈指の床面積を誇ります。その優雅な‟時計の隠れ家”が、大リニューアルを果たしました。　

最大の見どころは、エントランス横にできたブライトリングのコンセプトショップ「スピリット オブ ブライトリング」。CEOやデザイナーが変わり、新たな歴史を刻み始めたブライトリングのブランド哲学に合わせて、デザインコンセプトを一新。レンガ調の壁や木目の床で、レトロモダンな世界観をつくり上げています。展開するコレクションは、新生ブライトリングを象徴する「ナビタイマー8」や「プレミエ」などが中心となっており、武骨さの中に機能美を宿したデザインで、新たなファンを獲得しているといいます。

さらにVIPルームや壁面を取り除いて視界を広げ、開放感を高めたのもポイント。店内が広々とした印象になるだけでなく、イベント用のスペースも拡大しました。時計文化の発信基地としての役割も、果たしていくことになります。　また、リニューアルに合わせて取り扱いブランドも増加。目立つ場所にコルムやクストスのブースが収まりましたが、これは‟新しいブランド”に敏感な客層が多い表参道という立地を意識してのことです。さらに最深部には「フランクミュラー サロン」も開設。レディスモデルやアクセサリーも多数取り揃えており、さらにはホームコレクション「フランク ミュラー フューチャー フォーム」も展開中。これなら、カップルでの来店も楽しそうです。　

ちなみに骨太の時計愛好家のためにドイツの本格派、モリッツ・グロスマンの取り扱いも開始しました。こういった知られざる実力派の時計に出合えるというのも、時計専門店の楽しさです。数多くの時計を同時に比較検討できるだけでなく、ブランドブースを駆使して各時計の世界観を表現する「I SHIDA表参道」。硬軟織り交ぜた多彩なラインアップから最愛の一本を心ゆくまで選ぶ体験は、特別なものとなるでしょう。