時計界の伝統や常識を覆し、大きなトレンドにもなったウブロの「オールブラック」がGMT(第2時間帯表示)機能を搭載。限定50本のレアピースとして、旗艦店の「ウブロブティック銀座」だけで販売される。
同店はこれまで並木通り沿いにあったが、銀座を貫くメインストリートである中央通り沿いに移転。2020年5月26日にグランドオープンした。世界のウブロブティックでも最大規模の面積を有するだけでなく、高さ9mを超える吹き抜けが都心部とは思えないほど開放的な空間を構成。ブランドコンセプトである「The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)」をテーマとする多彩な素材づかいのインテリアに浸りながら、新作や注目作、限定モデルなどをゆったりと心ゆくまで楽しめる。
この新生ウブロブティック銀座を記念して、ファッションデザイナー・山本耀司氏とのコラボレーションで誕生したのが「ビッグ・バン GMT オールブラック ヨウジヤマモト」だ。「黒の衝撃」で知られる彼のアバンギャルドなスタイルとウブロのオールブラックは、これ以上ないほど理念と相性が合致した組み合わせだが、さらに記念モデルは「デュアル(二重性)」がテーマ。スケルトンの時分針が特徴的な時間表示に加えて、大きな矢印をもつ針がもうひとつの時間帯を表示する。こちらをホームタイム(自国の時間)としてデイ&ナイト表示も含めてリューズでセットしておくと、海外渡航時に便利。ローカルタイム(自分のいる現地時間)を示すメインの時針は、プッシュボタンひとつで前後に簡単に調整できる。山本氏は「たとえば僕の拠点であるふたつの都市、東京とパリの時間が、ひとつの時計に存在し、しかもそれが“見えない”ところが、あまり素直でない僕としては非常に面白いと思っている」と語る。
オールブラックとはいうものの、彩度や質感の異なる黒でデザインされていることがウブロの際立った個性でもある。ケースはブラックセラミックをマイクロブラストで加工した艶なしのマット仕上げ。ストラップもこれに合わせているが、素材はブラックラバー。ダイヤルを覆うサファイアクリスタルもスモーク加工が施されているが、ブラックの針やインデックスは立体的なので、腕にした際の視認性は決して悪くはない。
いわばさまざまな黒が巧妙にアレンジされているため、単色にもかかわらず都会的でスタイリッシュな印象を与えるのである。50本のみという希少価値に加えて、銀座でしか購入できないブティック限定のコラボモデル。日本発の伝説的モデルになりそうだ。
問い合わせ先/LVMH ウォッチ・ジュエリ-ジャパン株式会社 ウブロ TEL:03-5635-7055
ウブロブティック銀座
●東京都中央区銀座3-5-9
TEL:03-3538-5055
営業時間11時~20時
不定休