「ヒュッゲ」の次は「パンツドランク」!北欧ライフスタイルの新トレンドは下着姿で自分を甘やかす
<2018年の世界幸福度ランキング1位のフィンランド発祥のスタイル。これならすぐに実践できそう>
「パンツドランク」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
一日中ホットチョコレートを飲みながら毛布にくるまってダラダラ過ごすことを正当化する「ヒュッゲ」、文字通りまったく何もしないことをよしとする「フヤカ」、気分の上がらないお誘いへの断り文句として使い勝手のいい「コーザゴーフ」の次に注目されている、北欧発の新たなライフスタイルトレンドだ。
コンセプトは、いたってシンプル。「パンツドランク」という言葉が連想させる通り、下着姿のまま家で1人で酒を飲むということだ。
これに聞き覚えのある人もいるかもしれない。というのも、2017年にヒットした「カルサリェンニットウ」というフィンランドのトレンドと中身は同じだから。分かりやすいように英語表現にしたものである。
パンツドランクは「体力の回復を促し、内面を強くする」
「パンツドランク」という概念はフィンランドで広く受け入れられていて、国の文化を紹介する外務省のアニメーションでも紹介されている、と英テレグラフは伝える。
『Päntsdrunk: Kalsarikanni: The Finnish Path to Relaxation』の著者であるミスカ・ランタネンによると、凍えるような冬の間、フィンランドの人は何枚も重ね着して友人に会いに出かけたりはせず、薄着のまま家で飲むのだそうだ。本の出版元は「パンツドランクは、体力の回復を促し、自分の内面を強くするのを助ける。それによって未来へのチャレンジと向き合えるようになるのだ。実践することによって、より健康的で精力的、そしてリラックスした生活を送れるようになる」と補足する。
英メトロ紙によると、「パンツドランク」だからといって必ずしもお酒を飲む必要はないそうだ。だから、お酒が苦手な人でもご安心を。ゴロゴロしながらネットフリックスを見たり、目的もなく携帯をいじったり、スナック菓子を食べたり、ソファに寝転がったり、仕事関連のメールや電話をブロックしたり。これらも「パンツドランク」をしていることになるのだ、という。