Nulbarich・JQが選んだジョン・レノンの一曲は、「ずば抜けて歌詞がすごい」。

  • 文:梶原博子
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JQ●2016年にデビューしたNulbarich(ナルバリッチ)のボーカルにして、バンドのトータル・プロデュースも手がける。昨年、サード・アルバム『Blank Envelope』とミニ・アルバム『2ND GALAXY』の2作品を発表し、海外初のワンマンライブを台湾や韓国で敢行。12月にはさいたまスーパーアリーナでキャリア最大の公演を成功させた。2020年1月22日(水)に、J-WAVE「STEP ONE」の特別番組「Pen TALK ABOUT JOHN」に登場。

Nulbarich(ナルバリッチ)のボーカルのJQは、普段はブラックミュージックを聴くことが多いという。彼にとってジョン・レノンという存在は、追わなくても必然的に出会っていた特別な存在だと語る。

「ジョンの曲をカバーする機会があって、リリックを自分なりの解釈で吸収していく日々が始まりました。ジョンはずば抜けて歌詞がすごい。曲をつくるにあたって、歌詞を届けるためにメロディがあるという当たり前のことを彼は教えてくれた。反戦運動の活動家として世の中にたくさんのメッセージを届けたことでも知られているけれど、恐れない歌詞がジョン・レノンのいいところだと思います。ダメなことはちゃんとダメ、ヤダと言うし、説教臭くないというか、受け取る側にちゃんとポケットを用意してくれて、こちらに想像させるスペースを与えてくれた状態で曲にしてくれている。彼の一言ひとことを深く感じ取らせてしまう魔法みたいなものが、ジョン・レノンの生きざますべてにあるんですよね」と、ジョンが生み出す歌詞に深く共感するJQ。

そんなJQが悩みに悩んで選んだ一曲は「イマジン」だ。「かなりベタな選曲になってしまいますが、僕がカバーすることになった特別な曲です。歌詞の深みみたいなところでいうと、いまの自分、NulbarichのJQを構築するひとつの曲になっているかと思います」。


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ラジオ局J-WAVE(81.3FM)で毎週月〜木、朝9〜13時OAする情報エンタメプログラム「STEP ONE」。ナビゲーター サッシャと増井なぎさが、働く人に役立つ情報と仕事が捗るGOOD MUSICを届ける。

Pen 2/1号『ジョン・レノンを語れ!』は 1/15(水)発売。

2020年はジョン・レノン生誕から80年、没後40年というメモリアルイヤー。なぜいまも彼のメッセージは心に響くのか。楽曲はもちろん、発言や私生活に至るまで波乱に満ちた人生を掘り下げ、その魅力の根源に迫る完全保存版。JQは特集内でもジョン・レノンのマイベスト5曲を紹介している。こちらも要チェックだ。


J-WAVE(81.3FM)「STEP ONE」「Pen TALK ABOUT JOHN」

放送日時:2020年1月14日(火)~1月30日(木)の月曜~木曜 12時10分~12時20分頃
内容:Pen 2/1号『ジョン・レノンを語れ!』とコラボレーション。
毎回、スペシャルゲストが登場し、ジョン・レノンのお気に入りの1曲を紹介しながら、その想いを語ります。

※この期間、「#ジョンレノンを語れ」を付けて、ジョン・レノンの想い出とともに
好きな曲をツイートすると、番組内で紹介されるチャンスが!

Radikoでこちから聴くことができます。
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20200122120901
※聴取期限はOAから1週間以内

Pen Online最新号ページはこちらから → https://bit.ly/2sUdK8d
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