フォーク・ブームが巻き起こる1969年にアンドレ・カンドレとしてデビュー。72年、井上陽水として改名後に発表した「傘がない」は、シラケ世代を象徴する曲として一躍、脚光を浴びた。
シンガー・ソングライターの草分けとして頭角を現した彼は、以来、ロックの領域にも足を踏み入れ、国民的シンガーとして不動の地位を築いた現在もなお、郷愁を誘うメロディで、シニカルかつ文学的な歌詞で、色香を纏う妖艶な歌声で、常に我々を虜にする。昭和から平成、令和へと時代は移り変わりながらも、デビュー50周年のただなかにあるこの音楽家は、なぜこうまで魅力的であり続けるのか。
ページをめくるごとにあの歌声が響く、総力特集。いまだからこそ、陽水が聴きたい。
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★見どころをピックアップ!
●井上陽水 独占インタビュー 「これまで、これから」をいま語っておこう。
デビュー50周年のただなかにいる井上陽水はいま、なにを思い、なにを語るのか。
変容する時代に迎合せず、常に独自の道を歩み続けた国民的シンガーにとって、過去からの歩みとは、未来への道とはなにか。彼の語る言葉に、耳を傾けよう。