土井地博(どいじ・ひろし)●ビーアット代表取締役 ビームス 執行役員 経営企画室グローバルアライアンス部 部長 兼 コミュニケーションディレクター。「さまざまなテクノロジーを駆使しながら、世界に眠る様々な才能の発掘とその掛け合わせで生まれる新たな歴史、人、場所、想いをひとつのストーリーにして紡いでいく」というメッセージを掲げ、「すべての表現者が創造することによって生きていける社会」を実現する(株)ビーアット 代表取締役を務める。また(株)ビームス 執行役員としてグローバルアライアンス部を設立。国内外の企業や組織、ブランド、人などと次世代に向けた新たなビジネスモデルを構築している。ラジオパーソナリティーの他、大学非常勤講師、 司会業、各講演など仕事は多岐にわたる。
「いまの時期なら、キャンプや海が気持ちいい季節。その時しか見ることができない景色を楽しむことは、普段の生活にはないことですからね。スマートフォンが生活に入り込むようになってからというもの、どこにいても仕事っぽくなっちゃうし、情報に追われてしまう。だからこそ、自然の中で、“デジタルデトックス”をしないといけないんじゃないかって思うようになりました」と土井地は語る。
デジタル化や在宅ワークなど、オンとオフの境目が曖昧になりつつある時代だからこそ、生活にメリハリをつけるのだ。
「誰と一緒だとか、どういう場所だとか、“いまという時間”の使い方を意識するようになりましたね」
大型の針とインデックスで視認性を確保する。搭載ムーブメントの「キャリバーH-10」は80時間連続駆動するため、精度も安定している。心臓部には耐磁性や温度変化にも強いNivachron TM製にヒゲゼンマイを使用する。
普段の生活の中で時間を意識する前から、土井地はかなりの腕時計好きで、腕時計に関する取材なども少なくない。
「腕時計は時間を見るモノでもあるけど、僕はもうちょっとファッション寄りで考えています。洋服のコーディネートは、この靴を履きたいなとか、このジャケットを着ようかなという感じで決めていくことがふつうですが、最近はこの腕時計をつけたいから、こういうコーディネートかなって考える日が増えています。スマートフォンやパソコンなどで時間を確認できる時代だからこそ、“腕時計をつける”という行為が、自分の中で大きくなっているのかも」
だからこそ腕時計選びの基準にも、ひとつの信念がある。
「高価だからいいモノ、という意識はない。昔から支持されているモノ、ずっと愛されてきたモノには物語がある。そこに惹かれますね。ハミルトンは、まさにそういう対象だと思います」
ラバーストラップモデルなら、よりカジュアルになる。「カーキ ネイビー スキューバ オート」(H82515330)。自動巻き、ステンレス・スチール、43㎜、300m防水。¥132,000(税込)
マットな仕上げのケースやミリタリータイムと呼ばれる24時間表示など、ミリタリーウォッチがルーツであることを語るディテールも、この腕時計の見どころになる。
「ハミルトンにはさまざまなスタイルの腕時計があって、トラッドであれ、スポーティであれ、合わせやすいモデルが揃っています。でもアウトドアで使うのなら、らしさが残っているデザインが好きですね。防水性能も含めて、タフさや武骨さは大事。海でこういうダイバーズウォッチをさりげなくつけていたら、カッコいいですよね」
本格的なスペックの機械式腕時計を、ほどよくカジュアルに取り入れる。それはハミルトンらしい楽しみ方である。
【この時計を公式サイトで見る】