かつて避暑地を訪れた外国人が伝えた「パン食文化」の残る軽井沢。新旧ひしめくなかから、不動の人気を誇る3軒を紹介します。ご当地ならではの味わいを、香り高いパンで楽しみましょう。
食通を唸らせる味わい深いパンが人気、観光客から地元民まで愛される「ベーカリー&レストラン 沢村 旧軽井沢 本店」
パン屋激戦区の軽井沢で、舌の肥えた住民や観光客を魅了している沢村。旧軽井沢本店は吹き抜けになった店内に広いイートインスペースとテラスを備え、憩いの場所となっている。20種類ほどの国内外の小麦粉をパンの個性に応じて使い分け、低温発酵させることでパリッとした食感と香ばしさを実現、毎日食べても飽きない味が信条だ。軽井沢限定の商品も多く、夏場の朝食やランチタイムは混雑必至。
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢12-18
TEL:0267-41-3777
営業時間:7時~21時(ベーカリー)、11時~21時L.O.(レストラン)
定休日:無休
www.b-sawamura.com
外国人のために始めた本格派パンの老舗、朝から行列必至の人気店「ブランジェ浅野屋 軽井沢旧道本店」
1933年創業の老舗。東京店の夏季出張店として開業した軽井沢店では、外国人の多かった軽井沢でドイツパンなどを販売した。また日本で初めてスペイン製の石窯を採用、いまも一年中、薪を絶やさずにパンを焼き続けている。朝から行列ができるほどの人気店で、軽井沢限定のパンやオリジナルのジャム、ラスク、レトルトのお惣菜などを買い求める客でいつも賑わっている。
長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢738
TEL:0267-42-2149
営業時間:8時~18時、7時~21(夏季)、9時~17時(冬季)
定休日:無休
www.b-asanoya.com
リノベーションした店内空間が心地よい、つくり手の真心が味に現れた実力派「ハルタ軽井沢」
上田で北欧家具や雑貨を取り扱うハルタが軽井沢にオープンしたベーカリー。築100年以上の建物をリノベーションした店内には毎日20~30種類のパンが並ぶ。国産小麦と清らかな軽井沢の水でつくるパンは素材の味がしっかりと感じられる。店内にはハードパンをラスクにしたものや、お土産に買い求めたいクッキーなどの焼き菓子、イイホシユミコの器や日用雑貨も置いている。
長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢3018-3
TEL:0267-31-0841
営業時間:9時~16時(パン完売時は~15時)
定休日:火、ほか不定休
以上の記事は、Pen6/1号「クリエイターを触発する、軽井沢の森へ。」特集からの抜粋です。軽井沢をめぐる詳しい情報は、本誌をご覧ください。
「クリエイターを触発する、軽井沢の森へ。」
2018年 6月1日号 No.452 ¥630(税抜)
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