パン屋激戦区の軽井沢で迷ったら行くべき、不動の人気を誇るベーカリー厳選の3軒。

  • 写真:藤本賢一 文・編集:久保寺潤子
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かつて避暑地を訪れた外国人が伝えた「パン食文化」の残る軽井沢。新旧ひしめくなかから、不動の人気を誇る3軒を紹介します。ご当地ならではの味わいを、香り高いパンで楽しみましょう。

信州産ワインを生地に練り込み、イチジク、ナッツをたっぷり入れた人気商品。パン・オ・ヴァン信州¥3,888(税込/1本)、¥972(税込/1/4カット)※軽井沢限定

食通を唸らせる味わい深いパンが人気、観光客から地元民まで愛される「ベーカリー&レストラン 沢村 旧軽井沢 本店」

パン屋激戦区の軽井沢で、舌の肥えた住民や観光客を魅了している沢村。旧軽井沢本店は吹き抜けになった店内に広いイートインスペースとテラスを備え、憩いの場所となっている。20種類ほどの国内外の小麦粉をパンの個性に応じて使い分け、低温発酵させることでパリッとした食感と香ばしさを実現、毎日食べても飽きない味が信条だ。軽井沢限定の商品も多く、夏場の朝食やランチタイムは混雑必至。

バターと生クリームをふんだんに使った食パンは、風味豊かでキメ細やか。トーストすれば、より香ばしく。リッチブレッド¥777(税込)※軽井沢限定

信州の野沢菜を炒めてしょうゆベースで味つけし、七味をぴりりと効かせた個性的な大人の味。信州のざわ菜ブレッド¥410(税込)※軽井沢限定

中央部分が吹き抜けになったオープンスタイルの店内。ランチはピッツァやハンバーガーが人気。

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢12-18
TEL:0267-41-3777
営業時間:7時~21時(ベーカリー)、11時~21時L.O.(レストラン)
定休日:無休
www.b-sawamura.com


外国人のために始めた本格派パンの老舗、朝から行列必至の人気店「ブランジェ浅野屋 軽井沢旧道本店」

アールグレイの茶葉と練乳を生地に練り込んだ、甘さ控えめのパン。ジャムとも相性抜群。ティーブレッド¥378(税込)※軽井沢限定

1933年創業の老舗。東京店の夏季出張店として開業した軽井沢店では、外国人の多かった軽井沢でドイツパンなどを販売した。また日本で初めてスペイン製の石窯を採用、いまも一年中、薪を絶やさずにパンを焼き続けている。朝から行列ができるほどの人気店で、軽井沢限定のパンやオリジナルのジャム、ラスク、レトルトのお惣菜などを買い求める客でいつも賑わっている。

パルミエをクロワッサン生地で再現。メープルシロップをたっぷり使ったサクサクの食感がたまらない。パルミエナッツ¥422(税込)※軽井沢限定

酸味の効いたクランベリーとコクのあるクリームチーズが好相性。歯ごたえのある生地が具材を際立たせている。カンパーニュ クランベリー&チーズ¥335(税込)

1986年に設置したスペイン製の石窯は、1度に100本のバゲットを焼き上げることができる。

長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢738
TEL:0267-42-2149
営業時間:8時~18時、7時~21(夏季)、9時~17時(冬季)
定休日:無休
www.b-asanoya.com


リノベーションした店内空間が心地よい、つくり手の真心が味に現れた実力派「ハルタ軽井沢」

何層にも重ねられた生地がつくり出すサクサクの食感、香り高いバターのハーモニーが絶妙。毎日食べたくなるおいしさ。クロワッサン¥220(税込)

上田で北欧家具や雑貨を取り扱うハルタが軽井沢にオープンしたベーカリー。築100年以上の建物をリノベーションした店内には毎日20~30種類のパンが並ぶ。国産小麦と清らかな軽井沢の水でつくるパンは素材の味がしっかりと感じられる。店内にはハードパンをラスクにしたものや、お土産に買い求めたいクッキーなどの焼き菓子、イイホシユミコの器や日用雑貨も置いている。

アプリコット、いよかんピール、くるみ、オーガニックカランツなどドライフルーツがたっぷり。口の中に酸味と甘味が広がる。フルクト¥460(税込)

スイス産グリュイエールチーズがたっぷり入ったチーズパン。適度な弾力が、香ばしく焼き上げられた素材の味を引き立てる。アサマ¥360(税込)

天井の梁を活かした店内。中軽井沢駅の近く、国道18号沿いに店を構える。

長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢3018-3
TEL:0267-31-0841
営業時間:9時~16時(パン完売時は~15時) 
定休日:火、ほか不定休

以上の記事は、Pen6/1号「クリエイターを触発する、軽井沢の森へ。」特集からの抜粋です。軽井沢をめぐる詳しい情報は、本誌をご覧ください。

「クリエイターを触発する、軽井沢の森へ。」
2018年 6月1日号 No.452 ¥630(税抜)

詳しくはこちら → www.pen-online.jp/magazine/pen/452-karuizawa
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