![](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/series/wearknow/title.png)
写真:宇田川 淳
Vol.16 アートなヌメ革シューズで名声を得た、「エンダースキーマ」の進化が止まらない。
![](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/kiru-shiru-17/kiru-shiru-17_EkAYcDA.jpg)
HenderScheme
「エンダースキーマ」を知る人は、ここで今季の最新アイテムをチェック。知らない人は、こんな個性派ブランドが日本にあることをぜひ覚えていってください!
まず最初にお届けするのは、有名スニーカーに捧げる「オマージュライン」の2017年春夏の新作(上写真)。このラインは、シーズンごとに新作が一足加わります。素材は生成りのヌメ革で、幾つもの異なる風合いのレザーがパーツごとに使い分けられています。迫力と静寂とが同居する造形は、あたかも木彫りでつくられた彫刻のごとし。スニーカー好きの人には、ベースのモデルが何かすぐお分かりでしょう。ストリートスタイルを愛するファッショニスタの足元に欠かせない、定番のアレです。
オマージュラインは、工業製品であるスニーカーの中から、広く世に知られるアイコニックなモデルを選び、真逆の製法といえる手仕事で仕立てることをコンセプトにしたシリーズ。シルエットやディテールが同じでも、素材や製法により別の存在感が生まれています。また、ヌメ革は日光の紫外線などを浴びて濃い茶色に変化し、古い時代の革靴であるかのようにエイジングします。近代的なデザインなのにビンテージ、スニーカーなのに革靴、実用の道具なのにオブジェという、複雑なストーリーを内包しているのです。革靴の製法ですから、ゴム製のヒール交換はもちろん、レザー製のオールソールのリペアも可能。長く履くことを前提につくられているあたりにも、同ブランドのスピリットが見て取れるでしょう。
次ページで、「エンダースキーマ」の別ラインや、「sacai(サカイ)」とのコラボ、東京の直営店などに迫ります。
![](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/kiru-shiru-17/kiru-shiru-17_EYRRGQA.jpg)
アウトソールの白部分はクッション性のあるEVA素材で、地面への接地面はレザー。¥66,960/エンダースキーマ(スキマ)
問い合わせ先/スキマ TEL:03-6447-7448