ユニクロのコラボモノの中でもファッション通が選ぶのは、JW ANDER...

ユニクロのコラボモノの中でもファッション通が選ぶのは、JW ANDERSONのコレクション

文:Pen編集部

胸ポケットにさりげない刺繍が施された白Tシャツ。ベーシックなデザインにちょっとしたアクセントが効いたコレクションだ。ハット¥1,990 ブランケットステッチTシャツ¥1,500 ワイドフィットストレートジーンズ¥3,990(すべて税込)

ジル・サンダーとのコラボ「+J」が話題のユニクロから、ロンドン発のブランドJW ANDERSON (ジェイダブリューアンダーソン)とのコラボ「UNIQLO and JW ANDERSON」の新作が到着。2017年から続く人気コレクションの最新春夏ウエアは、リセットとリニューアル、フレッシュなスタートといった”春”のイメージを全面に押し出したデザインだ。“Threads in bloom””(春を紡ぐ)をテーマに掲げ、ナチュラルな風合いの素材にブランケットステッチや花の刺繍があしらわれた遊び心溢れるアイテムがラインナップする。

「外出が制限される中でコレクションを制作するにあたり、春、そしてリニューアル、というアイデアがずっと心にありました。そして私にとって大切なクラフトのエッセンスを、いかにコレクションに反映させるかについても思案してきました。このコレクションを着ることで、皆様が温かく、そしてポジティブな気持ちになることを祈っています。」とデザイナーのジョナサン・アンダーソン。

可憐でタフな野花を思わせる小花の刺繍は、Tシャツやブラウス、そして帽子やトートバックなどのグッズに。色や素材に合わせて趣が変わる刺繍が、アクセントとして文字通り花を添える。ざっくりとしたメンズTシャツやワークシャツ、ウィメンズのデニムに施されたブランケットステッチや、ボヘミアンな雰囲気のスモッキングディティールのドレスやスカートも象徴的だ。

色合いは、カーキ、ブラウン、アイボリーなどの落ち着いたカラーがメイン。かつ素材は、涼やかなリネンやシアサッカーを使用することで軽やかな印象だ。メンズ、ウィメンズともにボトムス合わせで展開されるセットアップはリネンブレンドやコットンスラブなど、柔らかでクラフト感のある生地を採用。リラックスした雰囲気を纏いながらもステッチワークやシルエットの妙がJW ANDERSONならではだ。

ベーシックでありながら、のどかな春の陽気と、手仕事の温もりを思い起こさせるコレクション。ユニクロのシンプルで上質な服づくりに自然と融合した一連のアイテムは、数あるユニクロのコラボモノの中でも出色の出来栄えだ。

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