世界中の女性を魅了し続けてきたフェンディのアイコン「バ...

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Vol.22 写真:安達紗希子(CROSSOVER) 文:今野 壘

世界中の女性を魅了し続けてきたフェンディのアイコン「バゲット」に、待望のメンズが登場!

メンズで初登場となる2019年の春夏コレクションではレギュラーとマキシ、ふたつのサイズをラインアップ。アイコニックなデザインは踏襲しつつも、着用時の印象はガラリと異なります。女性たちが20年間そうしてきたように、スタイルに合わせて選ぶのが正解。左から、「レギュラーサイズ」¥328,320(税込)、「マキシサイズ」¥465,480(税込)

“This is not a bag, it's a Baguette! ”

このフレーズを聞いてピンと来た諸兄は、なかなかの洒落者か海外ドラマ通のどちらかでしょう。未だ熱狂的なファンの多いテレビドラマシリーズ、『セックス・アンド・ザ・シティ』の劇中で、主演のサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーが言い放ったのが冒頭のセリフ。これは彼女が愛用していたフェンディのバッグ、「バゲット」がいかにモードな女性たちにとって特別な存在かを示す有名なエピソードといえますが、そんな傑作バッグが登場から20年以上の時を経て、ついにメンズとして正式にリリースされました。

そもそもバゲットが初めて登場したのは1997年のこと。現在までさまざまなアプローチで展開され、なんとその種類は1500を優に超えるというから驚きです。クリエイティブ・ディレクターのシルヴィア・フェンディが「純粋に芸術的なバッグをつくりたかった」と語っているように、20年以上経ってもモダンさを失わないタイムレスなデザイン。今回のメンズ化にあたり、ストラップの調整でクロスボディやハンドバッグ、ウエストバッグとしても使えるマルチユースな設計にアップデートした一方で、その象徴的なフォルムはしっかりと踏襲。イタリア語で馬具屋を意味する「セレリア」という最高品質のカーフレザーを使い、嫌味のない気品を感じさせる仕上がり。現代男性の都市生活にマッチした快適な機能性と、ウイメンズと変わらないフォルムの美しさ。一度その魅力に触れたなら、きっとこう思うことでしょう。“これはただのバッグじゃない。バゲットなんだ”と。

上がこれまでのウイメンズの「バゲット」で、下が初登場のメンズモデル。比べると、そのエスプリをしっかりと受け継いでいるのがよくわかります。無駄を排した切り替えにアイコニックなFFロゴのメタルパーツのアクセントが映える、時代を超えたグッドデザイン。上:ウイメンズ「バゲット」¥289,440(税込)

ショルダーストラップや本体のフラップの内側にはビビッドなレザーによる切り替えが。特殊なドラミング加工で美しいシボ感を加えた表面のセレリアレザーとのコントラストが際立つ、洒脱なアプローチ。

フェンディ「バゲット フォー メン」
【価格】「レギュラーサイズ」¥328,320(税込)、「マキシサイズ」¥465,480(税込)
【素材】セレリアレザー
【問い合わせ先】フェンディ ジャパン
TEL:03-3514-6187

※ポップアップイベント「フェンディ ライブラリー」にて「バゲット フォー メン」を先行発売中。
開催期間:開催中~7/16(火)
開催場所:伊勢丹新宿店メンズ館1階
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