生産工程を可視化する、次世代の服とは。
STOCKHOLM ストックホルム

生産工程を可視化する、次世代の服とは。

文:机 宏典

創設者のひとり、オーガスト・バード・ブリンゲウス。ここでは試着のみで、注文はウェブにて。photograph by Hironori Tsukue

モンゴル産のカシミアを使ったニットは、6色×15サイズと豊富に展開。各2100SEK photograph by Hironori Tsukue

ファストファッションに異を唱え、クラウドファンディングで募集金額の4倍を集め、2015年にスタートした「アスケット」。ベーシックなアイテムに絞り、ネットのみの販売とすることで、価格を抑えながら高品質を実現。着実にファンを増やす中で、このたびフィッティング専門のショールームをオープンさせた。アスケットはブランドの透明化を重視し、生地の産地から縫製工場、仕入れ値など、ほぼすべてを公表している。ジーンズを例にとると、コットンはアメリカ産とオーストラリア産で、製糸は日本の安城市、染織は福山市、縫製はイタリアのウルバーニアでと、トレーサビリティを明記している。次世代型ブランドをまずは試着してみたい。

Asket

Dalagatan 27, 113 24 Stockholm
最寄り駅:ODENPLAN
TEL:02-66111573
営業時間:12時~19時(月~木) 12時~16時(金) 11時~15時(土)
定休日:日、祝
www.asket.com

生産工程を可視化する、次世代の服とは。