森を散策すると、誰しも深呼吸してリラックスした気分になりますが、森に行かずとも森林浴ができそうなホテルがオープンしました。近鉄奈良駅から徒歩2分、奈良公園近くにできた「奈良の森ホテル」は檜造りのカプセルホテル。客室はもちろん、共有スペースや廊下、天井にも奈良県吉野産の檜や国産檜をふんだんに用い、檜の香りがそこかしこに漂います。
檜に含まれる精油成分‟フィトンチッド”は、脳内のα波を発生させ、ストレスを和らげて身も心もリフレッシュさせる効果があります。また、この香りの中で睡眠をとると、疲労の回復が早いことが知られています。カプセルフロアの60室もすべて檜造り。100㎝×197㎝×高さ13㎝のゆったりとしたベッドで、まるで森に包まれたかのような至福の睡眠が味わえます。
檜は丈夫で長持ちする建材として名高く、世界遺産に登録されている世界最古の木造建築、法隆寺の五重塔にも、檜が使われています。いまから1300年以上前に建てられたものですが、伐採時とほぼ同じ強度を保っているとか。さらに檜には、防虫・殺菌作用もあり、消臭効果も高いのです。日本古来から檜を使ってきた先人たちの智慧を、ホテル空間に存分に活かした奈良の森ホテルに泊まって、心身を浄化してみませんか?
奈良の森ホテル
奈良県奈良市角振町31−1モトイケビル3、4F
TEL:0742-23-0840 (受付:10時〜20時)
全69室
ドミトリー¥3,500~(税別)
http://nara-hotel.jp