ロンドンでいま熱いホテルは、歴史ある巨大な元銀行。
ライフスタイル誌『MONOCLE』でホテル特集があり、TRUNK(HOTEL)の隣のページに「ザ・ネッド(The Ned)」の紹介がありました。
SOHO Houseグループの新店舗であり、彼らが相当な力を入れてコンペで勝ち取って出店したホテルだということを聞いていたので、とても楽しみにしていきました。
その期待を裏切らず度胆を抜かれたのは、スケールの大きさ、大胆なフロアプラン、ゲストの多さ、運営力……すべてに圧倒されました。
元はミッドランド銀行だった歴史的建造物のリノベーションで、1階は体育館が5つも入るのではないかと思わせるほどの巨大なフロアを大胆にゾーニングしています。レストランが3つ、ラウンジバーが2つ、カフェが1つにフロントがあり、そのすべてが壁などの仕切りを設けずにオープンな空間となっているのです。
夜になると、中央のステージでバンドがダイナミックに演奏を始めクラブ状態となり、エントランスで入場待ちをするゲストであふれ返ります。ワイワイするのが好きな人は、金曜日の夜に行くことをお薦めします。
金庫だった地下はバーフロアに。そのスペースはかなり広く、カオスな雰囲気がなんとも言えません。金庫のドアがオリジナルのまま残っているので、インスタ映えすること間違いなし。その下の階にはスパ、室内プールがあり、プールサイドにはドライサウナもミストサウナも完備しています。
ルーフトップにもレストランがあって、1階のレストランより落ち着いた雰囲気を味わえます。朝食はぜひここで。夏前後に行く場合は、ルーフトップのプールでチルアウトも可能です。
私が泊まった部屋は秘密の階段から直接ルーフトップフロアに行けるようになっていて、スピークイージー的な感覚を味わえました。
あっ、ちなみにバーバー(美容室)があって前々回はそこで散髪してきました(かなり刈り上げされました笑)。
最近ロンドンが熱い!と耳にしますが、間違いなくその勢いとリンクしているホテルです。
27 Poultry, London EC2R 8AJ UK