クールな白黒モノトーンや温かいナチュラルカラーの、シンプルでカジュアルな服装が好きな人、さらに、ニュートラルな自然派ライフスタイルを愛する人にジャストフィットするホテルが東京に誕生しました! これみよがしな豪華さや派手さはなく、でも、インテリアや室内装飾はどれもハイクオリティ&ハイセンス。まさに、“ 趣味のいい” 空間とグッズ、フードを取り揃えたこのホテルの名は、「TRUNK(HOTEL)」(=トランクホテル)。
海外のデザイナーズホテルにインスパイアされたこのホテルが居を構えるのは、ファッションタウンの渋谷です。中心街から離れた表参道寄りの場所にあり、あたかも商業施設のような佇まいです。それもそのはず、TRUNK(HOTEL)は人を泊めることだけを目的につくられたのではありません。目指しているのは、渋谷というローカルな地域に根ざした、「ソーシャライジング」。等身大のまま、社会貢献を意識した生活を送る人同士を結びつけ、コミュニティスペースにもなることが想定された場です。
内装を一部屋ごとにつくり込んだ全15室の客室は、ホテルというより住居空間のよう。シングルユーザー向けのベーシックな部屋は、デザイン事務所ふうのムードで、ファミリー向けの部屋はくつろげるリビングが印象的。最上級のスイートは、パーティや企業研修にもぴったりな広々スペース。どの部屋に宿泊しても、ここを理想的な住まいと感じる人は多いのではないでしょうか。(次ページに続く)
カフェ文化とリンクするモダンライフがここに。
客室内に用意されたオリジナルのアメニティ&グッズ、フード類などはどれも、日本のメーカーが製造したもの。日本発信のホテルとしてのあり方が徹底して追求されています。ローカル発想が軸で、ホテルがある渋谷と周辺の店の品が充実。例えば、客室に置かれたドライフルーツは、老舗フルーツパラーの「渋谷 西村」が手掛けたもの。一階のショップに並ぶ具材ぎっしりのサンドイッチは、代々木上原と千駄ヶ谷に店がありメディアにもよく取り上げられる評判の「ポタスタ(POTASTA)」。客室のコーヒーは、都内では渋谷と原宿に店を持つ自家焙煎の「ダブルトールカフェ(DoubleTallCafe)」。現代を象徴するカフェ文化がここに大集結しているのです。なお、アメニティ&グッズ、ドライフルーツやコーヒーは、1階のショップで購入することができます。
建物の規模は、地上4階、地下1階建て、バンケットホール(レンタルスペース)のみの別棟も併設。客室×15に加え、チャペル、バンケットホール×4、レストラン、串焼き屋、ショップ、エキシビションスペース、ロビーラウンジ、バーなどがあります。広々としたバンケットホールは渋谷には珍しい贅沢な大人向けの空間であり、ファッションや化粧品などイメージを大切にする企業の利用が増えて行くことでしょう。
さらにユニークなのは、多くの人にこの施設を訪れてもらうため、1階の串焼き屋を庶民感覚の低価格な店にし、ロビーラウンジ内のバーも一般のホテル価格と異なるリーズナブルな設定にしていること。ノマドワーカーが街中のカフェを仕事場にするのと同様に、気軽に利用することが提案されています。
周辺で働く人や生活する人、海外からの訪問者、クリエイター、企業がさまざまななやり方でつながっていく、「TRUNK(HOTEL)」。宿泊せずとも大いに利用価値があり、モダンで洒落たライフスタイルとは何かも実感できる、いま行っておくべき注目の空間です。