毎日45分間、頑張ろう! テレビの「おうちでジム」番組に注目。【コロナと闘う世界の都市から】
2020年5月11日に外出制限の緩和が始まったフランス。商店は営業を再開したとはいえ、新型コロナウイルス感染者の多いパリでまだ予断を許さない状況だ。政府は引き続き、外出の「自粛」を呼びかけている。外出制限以降は、運動不足解消を狙った縄跳びなどの運動グッズの売り上げが伸び、ネットでのヨガチュートリアルも人気を呼んでいる。
そんななか、公共放送「フランス・テレビジョン」が、「♯Restez en Forme(健康を維持しよう)」と題する番組の放映を開始した。毎日10時45分から45分間、男女ふたりのコーチが登場し同じ動きを難易度別のバリエーションで紹介する、家族向けの家でできるジム番組だ。
スタジオの2面のスクリーンには、ゲストアスリートと視聴者ファミリーが自宅からネット参加。ダンベル代わりにペットボトルを使い、手近な椅子やタオルを総動員しと、自宅待機中らしい雰囲気がいっぱいだ。ダイニングテーブルの脇でシャドウボクシングをする親子や、デスクとソファの間で腹筋するアスリートらとともに、ほのぼの気分で参加したくなるのだが、実はまじめに取り組むとかなりの運動量。”巣ごもり”中に、かえって筋力アップの効果が期待できそうだ。