悩むと幸せになれる4つの理由
生き方や働き方などの悩みや問題を、質問を通して解決に導く質問家(質問の専門家)として活動する著者が、そのメソッドについて書いた『悩み方教室 心のモヤモヤが晴れる8つの質問』 (河田 真誠 著/CCCメディアハウス)。
本書の第一章「悩みと親友になる」から、「悩むと幸せになれる理由」について抜粋してお届けする。
1. 悩むと、自分で自分を幸せにできる
なぜ、悩むと幸せになれるのか? 僕が思う1つめの答えは、「自分で自分を幸せにできるから」だ。僕も「宝くじが当たらないかな」とか、「ステキな人に告白されないかな」と、いつか誰かが幸せにしてくれることをずっと願ってきた。でも、なかなかそんなことは起こらない。1億円以上の宝くじが当たる確率は、雷に打たれて死ぬ確率よりも低いらしい。そんな一発逆転に人生を懸かけるのも怖い。白馬に乗った王子様が来る前に人生が終わってしまうことにもなりかねないし、来たとしてもそんな生き方をしている人が、選ばれるとも思えない。そもそもあなたを幸せにできるのは、あなただけなのだから、自分を幸せにすることだけからは逃げてはダメだ。
あなたに必要なのは、いつか誰かが……と幸せを他人頼みにすることではなく、うまくいってないこと、チャレンジしたいこと、納得できていないことなど自分の悩みを見つけて、オセロを1枚ずつひっくり返していくように、1つずつ自分の手で自分なりの決着をつけていくことだ。悩みは、また1つ、人生を自分の色に変えていくチャンスだ。悩むほどに、人生はあなた色になっていく。