最前線の雑誌バイヤーが立ち上げた、熱量あふれるオンラインマガジンストア。“ここでしか買えない”が集結!
「雑誌は、死なない」。そんな挑戦的なネーミングを掲げ、2018年12月にオープンしたウェブサイト「Magazine isn’t dead.」。このサイトは、都内の大手書店で雑誌担当として働いてきた高山かおりさんが選んだ、国内外の雑誌に特化したオンラインストアです。
「Magazine isn’t dead.」の特長は、つくり手のこだわりがほとばしる雑誌のみを厳選している点です。たとえば、日本が生んだ印刷技法であるリソグラフプリントにこだわったイギリス発の『COUNTERPOINT』。「FLIGHT」をテーマにした号では、イギリス国内最後の花火製造工場から、その歴史を考察する記事を掲載しています。ジャーナリズムの姿勢にもとづく堅めの文章と、リソグラフプリントの擦れや温かみを活かしたイラストを隣り合わせに配置するコントラストの強い誌面構成で、毎号250部のみ刷られるこの雑誌をはじめ、「日本で取り扱いがあるのはここだけ」という雑誌も少なくありません。
サイトのもうひとつの見どころに、高山さんが自ら筆を取る紹介文があります。フードカルチャーマガジン『RiCE』に対しては、「ファッションやアート、デザイン、時には食糧問題までをも軽やかに横断しながら食文化を発信する唯一無二の存在」と紹介。具体的かつ熱量を込めて綴られる紹介文は、納得のいくものが書けないとその雑誌をアップできないと語るほど。なぜその雑誌を選び、どこに注目しているのか。独自の視点から語られる数々のレビューは、雑誌への深い愛情が垣間見られる、“ラブレター”そのものです。
なお、すべての商品は、国内外を問わずつくり手と直接やりとりをして仕入れているそう。彼らとの情報交換を頻繁に行うことで、新たな雑誌発掘にも余念がありません。それも、長年雑誌に関わり培ったネットワークがなせる業なのです。
「世界にはこうした素敵な雑誌がたくさんあることを、もっと多くの人に知ってもらって、手に取ってもらいたい」と高山さん。
真の雑誌好きが選んだ雑誌を通じて、知らなかった世界や価値観に、きっと出合えるはずです。
Magazine isn't dead.
http://magazineisntdead.com